北海道各地を走る貨物鉄道。道内に13カ所ある貨物駅を拠点に農産物や宅配便、食料品や工業製品など幅広い品目を運び、北海道と本州を行き来する荷物の約1割(重量ベース)を担う物流に欠かせない存在です。近年は...
北海道各地を走る貨物鉄道。道内に13カ所ある貨物駅を拠点に農産物や宅配便、食料品や工業製品など幅広い品目を運び、北海道と本州を行き来する荷物の約1割(重量ベース)を担う物流に欠かせない存在です。近年はトラック運転手の残業規制に伴い輸送力が低下する「物流の2024年問題」の影響や、二酸化炭素(CO2)排出削減の流れが強くなる中で重要性は高まっていますが、北海道新幹線の札幌延伸やJR北海道の経営悪化によって存続の危機に直面しています。なぜなのでしょうか。
7月下旬、JR平和駅に近い札幌市白石区の札幌貨物ターミナル駅。大和ハウスプレミストドーム(旧札幌ドーム)10個分の面積に当たる構内に到着した貨物列車からフォークリフトがコンテナを次々と降ろしていました。同駅を発着する貨物列車は1日計60本(臨時を含む)あり、およそ6割が北海道と本州を行き来しています。このうち、相模貨物駅(神奈川県大磯町)に向かう列車に同乗させてもらいました。午後2時半、電気式ディーゼル機関車「DF200形」が20両の貨車をけん引し、札幌貨物ターミナル駅をゆっくりと出発しました。積み荷はジャガイモやタマネギ、ニンジン、引っ越しの荷物などコンテナ46個。駅を出ると、すぐに隣を走る千歳線に入り、新札幌駅を出発したばかりの札幌行きの特急「北斗」とすれ違います。北広島駅、恵庭駅などを通過。徐々に速度を上げ、千歳駅が見え始めた直線区間では速度は時速90キロに達しました。この間、列車と頻繁にすれ違うことに気づきます。日中に1時間当たり6本運行する札幌―新千歳空港間の快速エアポートのほか、特急列車、普通列車、貨物列車も走っています。観光客などを中心に新千歳空港を発着する便の需要が伸び
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