陸上の日本選手権は28日、新潟市デンカビッグスワンスタジアムでパリ五輪代表選考会を兼ねた大会の第2日が行われ、女子やり投げは、日本記録保持者でパリ五輪代表の北口榛花(JAL、旭東高出)が62メートル...
陸上の日本選手権は28日、新潟市デンカビッグスワンスタジアムでパリ五輪代表選考会を兼ねた大会の第2日が行われ、女子やり投げは、日本記録保持者でパリ五輪代表の北口榛花(JAL、旭東高出)が62メートル87で2年ぶり4度目の優勝を果たした。
女子100メートル決勝は君嶋愛梨沙(土木管理総合)が11秒46で3連覇した。御家瀬緑(住友電工-恵庭北高)が11秒64で2位だった。女子1500メートル決勝は東京五輪8位の田中希実(ニューバランス)が参加標準記録(4分2秒50)突破の4分1秒44で優勝し、5000メートルに続いて五輪代表に入った。 男子400メートル障害決勝は五輪の参加標準記録を突破済みの豊田兼(慶大)が日本歴代3位の47秒99で初優勝し、日本陸連の選考基準を満たして初の五輪代表入りが決まった。2位の小川大輝(東洋大)、3位の筒江海斗(スポーツテクノ和広)も代表入りを確実とした。男子1500メートルは決勝で昨年2位の高橋佑輔(アス・ラボ)が3分44秒76の13位だった。40日ぶりの国内の試合で、優勝こそ果たした。ただ、試合後は「正直あまり順調じゃない。とても危機感がある」。パリ五輪で金メダルを目指す女子やり投げの北口にとって、飛距離も納得できない6投となった。失敗を引きずった。4、5投目も納得できず、投げ終わった後に自ら踏み切り線をオーバーし、ファウルにした。「(3投目から)立て直せなかった」。最終投は59メートル87と、得意なはずの6投目も不発に終わった。パリ五輪が間近に迫ってきた。本人も時間があまりないことを自覚しているが、どうにも出口が見えない。22日にはフィンランドの国際大会で今季自己最高の64メートル28をマークしていたが、それも「うーんって感じ」と苦笑いを浮かべた。
とはいえ、方向性は間違っていない。3投目に取り入れた助走スピード向上は、より高みを見据えて今季特に重要視するポイント。意識せず、自然にできるようになれば、昨年の世界選手権で見せた大投てきが戻ってくる気配はある。女子100m決勝、2位でゴールする御家瀬緑(金田翔撮影)11秒64は、前日の準決勝の11秒55よりも遅い。「焦るということは、まだ自信がないのだな」と苦笑いした。「パリ五輪(出場)は厳しい」。目標は来年9月、東京で行われる世界選手権に定めた。その足がかりとするための大会が、今年の日本選手権だった。練習に集中するため、6月上旬までの大会出場は、拠点とする米国に絞った。 だが、日本選手権は理想の走りに遠かった。「ふがいない」と悔しさは隠せない。今年は夏以降、「国内で三つほど」の大会出場を予定している。「技術の向上やトレーニングにしっかり取り組み、自分の走りを固めたい」と言った。
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