19日の東京外国為替市場の円相場は１ドル＝147円台後半で小幅安。米国で軟調な住宅統計を受けて円が買われた流れが一服し、売りが優勢だ。今週末のパウエル米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）議長の講演と、日本銀行の植田和男総裁の衆参両院の閉会中審査を控え、日米金融政策を巡る思惑により振れる展開が見込まれている。
大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストは、前週末の米国市場では特段大きな材料がない中で円高が進んだが、東京市場ではその反動もあって円が売られていると指摘。米Ｓ＆Ｐ500種株価指数の先物が時間外取引で買われており、リスクオンのドル買い・円売りも出ていると話す。 23日に植田総裁が衆参両院の閉会中審査に出席し、パウエルＦＲＢ議長がカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム（ジャクソンホール会合）で講演する。植田総裁は内田真一副総裁の７日の 大和証の石月氏は、植田総裁がハト派だった内田副総裁の講演をなぞる発言をすれば市場は安定するとみるが、「従来のタカ派発言を踏襲すれば円高方向に波乱の展開になる」と指摘。今週は円高方向の想定として、広めにとって１ドル＝145円くらいをみておいた方がいいかもしれないと述べた。...
大和証券の石月幸雄シニア為替ストラテジストは、前週末の米国市場では特段大きな材料がない中で円高が進んだが、東京市場ではその反動もあって円が売られていると指摘。米Ｓ＆Ｐ500種株価指数の先物が時間外取引で買われており、リスクオンのドル買い・円売りも出ていると話す。 23日に植田総裁が衆参両院の閉会中審査に出席し、パウエルＦＲＢ議長がカンザスシティー連銀主催の年次シンポジウム（ジャクソンホール会合）で講演する。植田総裁は内田真一副総裁の７日の 大和証の石月氏は、植田総裁がハト派だった内田副総裁の講演をなぞる発言をすれば市場は安定するとみるが、「従来のタカ派発言を踏襲すれば円高方向に波乱の展開になる」と指摘。今週は円高方向の想定として、広めにとって１ドル＝145円くらいをみておいた方がいいかもしれないと述べた。 米商品先物取引委員会（ＣＦＴＣ）が16日発表した13日終了週の建玉（未決済約定）報告によると、投機筋のポジションは円の売り越しから３年ぶりに買い越しに転換した。【要人発言】進めているのは交渉、譲歩でない－イスラエル首相
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
円は157円台前半、リスク環境悪化で円売り巻き戻し継続を警戒19日の東京外国為替市場の円相場は１ドル＝157円台前半で推移。18日は約１カ月ぶりの高値を付けたことによる実需のドル買いや米国の長期金利上昇が重しとなったが、日米株安でリスク環境が悪化する中、円売りポジションの巻き戻しが続くことへの警戒感が根強い。
続きを読む »
米国株、ダウ反発 パウエル議長の会見受け上げ幅拡大【NQNニューヨーク=戸部実華】1日の米株式市場でダウ工業株30種平均は反発し、前日比87ドル37セント高の3万7903ドル29セント（速報値）で終えた。ダウ平均は前日に今年最大の下げ幅を記録した後で、主力株の一部に自律反発を見込んだ買いが支えとなった。午後に米連邦公開市場委員会（FOMC）会合後のパウエル米連邦準備理事会（FRB）議長の記者会見が始まると、上げ幅を広げる場面があった。FRB
続きを読む »
債券下落、米金利一段高や日銀利上げ観測－５年金利は13年ぶり高水準16日の債券相場は下落。新発５年国債利回りは13年ぶりの高水準を更新した。米国で予想を上回る小売売上高を受けて長期金利が一段と上昇し、売りが優勢だ。為替市場で円安が進行していることも、輸入物価の上昇圧力となって日本銀行の追加利上げ観測を高めている。
続きを読む »
NY円相場、横ばい 1ドル=151円35〜45銭 パウエル議長発言は重荷【NQNニューヨーク=川上純平】29日のニューヨーク外国為替市場で円相場は横ばいだった。前日と同じ1ドル=151円35〜45銭で取引を終えた。29日発表の2月の米個人消費支出（PCE）物価指数が市場予想と一致し、インフレ鈍化の流れが続いているとの見方から円買い・ドル売りが入った。半面、米連邦準備理事会（FRB）のパウエル議長が利下げを急がない考えを示したことから円売り・ドル買いも出た。FRB
続きを読む »
円は対ドルで147円台後半、賃上げ大きくマイナス金利解除観測高まる14日の東京外国為替市場の円相場は１ドル＝147円台後半へ小幅に上昇。2024年春季労使交渉（春闘）での昨年を上回る賃上げ率を背景に、日本銀行が来週の金融政策決定会合でマイナス金利政策の解除に踏み切るとの観測から円買いが先行している。一方、日本時間今夜に米国の重要な経済指標の発表を控え、円の上値も限定的となりそうだ。
続きを読む »
1分で読める海外市場（10日） NYダウ3日続伸、原油は反落株式米株式市場でダウ工業株30種平均は3日続伸し、前日比134ドル65セント（0.40%）高の3万3739ドル30セントで終えた。米連邦準備理事会（FRB）（FRB）の追加利上げ観測が後退したとの受け止めから米長期金利が大幅に低下。株式の相対的な割高感が和らいだことが買いを誘った。ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は3日続伸した。債券ニューヨーク債券市場で長期債相場は反発した。
続きを読む »