今年で「69歳」!レトロな寝台列車はカナダで今も現役 「鉄道なにコレ!?」第37回 | 2023/1/22 - 47NEWS
オーシャンは旧インターコロニアル鉄道時代の1904年に運転を開始。同鉄道を吸収合併したCNを経て、VIA鉄道が引き継いだ。ノバスコシア州はロブスター漁が盛んで「日本にも多く輸出している」(地元の水産関係者)。筆者がオーシャンに乗った際は、夕食で味わい深いロブスタービスクを味わった。2022年の冬休みは満を持してカナディアンに乗車することを考えていたが、希望していた寝台車は探した時点で予約が埋まっていた。代わりの列車を検討した際、思いついたのが映画の作品名「第三の男」ならぬ「第三の夜行列車」だった。2022年12月27日午前、筆者は穀倉地帯として有名な中部マニトバ州の州都ウィニペグの玄関口、ユニオン駅に着いた。VIA鉄道の窓口で代金を支払い、予約していた切符を受け取った。
この列車は北極圏のハドソン湾沿いにある同州チャーチル駅までの1697キロを2泊3日で結ぶ夜行列車だ。ウィニペグとチャーチルの間を週2往復し、途中駅のザ・ポー(表記は「The Pas」で、呼び方は先住民が使っていた「ザ・ポー」)とチャーチルの間を週1往復している。 乗った列車は2両のディーゼル機関車が計6両のステンレス製客車を引いた。これらの客車を主に製造したのは、日本初のオールステンレス車両となった1962年登場の東京急行電鉄(現東急電鉄)の初代7000系向けに技術を供与した米金属加工メーカーの旧バッドだ。 機関車の後ろは利用者の預け入れ荷物を運ぶ荷物車、続いてクロスシート座席が並んだエコノミークラスの客車が2両、ドーム状の屋根にある大きなガラスから車窓を楽しめる展望席を2階に備えた「スカイラインドームカー」が1両、その後ろの2両が寝台車だった。妻と息子を含めた3人で旅行したため、2人用と1人用の個室寝台2室を予約していた。どちらの部屋も後ろから2両目にある1954年製の車番8229の客車にあった。この客車は「シャトー・ビガー」の愛称が付けられ、初代モントリオール市長を務めたジャック・ビガーにちなんでいる。2人用個室は、窓際の通路沿いに入り口がある。日中には二つのいすが置いてあり、夜になると乗務員がいすを折りたたんで進行方向と直角になった2段ベッドを出してくれる。壁際に収納された下段ベッドを引き出し、天井の下にある上段ベッドを降ろす。壁際には洗面台と三面鏡があり、扉で仕切られた奥にはトイレがある。一方、1人用個室は通路が真ん中にある部分の左右に並んでいる。進行方向にあるベッドを壁際に収納すると、クロスシートとともに出現するのが何と便座だ。ただ、列車の接客を率いるサービスマネージャーのジェニ
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