外食激戦区の英ロンドンで、うどん店「丸亀製麺」が人気だ。運営会社のトリドールホールディングスの粟田貴也社長は、海外店舗を2023年3月期末に比べ5倍以上の4000店舗まで増やし、世界の外食大手に伍する「日本発のグローバルフードカンパニー」になるという目標を掲げる。どのように壮大な目標を実現するのか。粟田社長の英ロンドンの店舗視察に同行し、話を聞いた。――野心的な海外出店計画を掲げています。世界戦
「その意味で、これだけ日本食が高く評価されながらも、外食企業はそこに甘んじてしまったのかもしれません。グローバルにやっていこうという努力がちょっと希薄化したんじゃないかなと思うんですよ。だから我々はもう1回、その日本というジャンルを飛び越えて、世界のいろいろなブランドを買収し、世界で展開しようと考えています」――日本らしさにこだわらないということですね。
「需要を創造することは大事ですから。例えば、(英国発の日本風のレストランチェーンの)『wagamama(ワガママ)』は来店動機をうまくつくっているんですよね。集客して、しっかり売り上げ、利益を上げているということの方が、はるかに価値は高いのではないでしょうか」――どんなお店を出したのですか。 「丸亀製麺を出すと売れるんですよね。ただ、数を出すには少し啓発していく時間がかかるのかなと思います。ロンドンもやはり数を出すことで認知度を上げて、うどんの市場をつくっていこうとする導入期です。これからの計画としては、フランチャイズなどで欧州一帯に丸亀製麺を広めていきたいと考えています」
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