ＮＨＫ大河ドラマ「光る君へ」（日曜後８・０）で藤原伊周（ふじわらのこれちか）役を演じる三浦翔平（３５）が３月３１日、ラジオ第１「ラジオ深夜便もっと、光る君へ」（...
ＮＨＫ大河ドラマ「光る君へ」（日曜後８・０）で藤原伊周（ふじわらのこれちか）役を演じる三浦翔平（３５）が３月３１日、ラジオ第１「ラジオ深夜便 もっと、光る君へ」（前４・０５）に出演。演じる伊周の印象や今後の見どころについて語った。三浦が演じる藤原伊周は道隆（井浦新）の嫡男。才色兼備の自信家の青年。若くして、父の引き立てによりスピード出世を果たす。父亡き後は、妹の定子（高畑充希）への一条天皇の寵愛を頼りに、道長（柄本佑）と火花を散らすライバルとなる…という役どころだ。
三浦は、脚本担当の大石静氏から最初に「伊周はとにかくきらびやかで秀才だから、最初はキラッキラしててほしい。決してヤンキーみたいにはならないでね」と要望されたと告白。当初は「きらびやかな秀才」というイメージだったものの、台本を読んでいくにつれて「なんて伊周は甘やかされて育ってきたのか」と印象が変化したことを明かした。 「きっと（伊周は）なんでも教わったらすぐにできてしまったんだと思う、ある程度。それに対して弟の隆家は何事も集中せず、すぐに嫌になってしまうような性格。伊周は真面目に、きっと父親と母親に褒めてもらいたいがために頑張ってきたんだなってイメージです」と甘やかされて育った要因を推察した。 その上で、「最初はいいんですよ。大人の会話の中に１０代の小僧がちょっと生意気なこと言い始めて『おやおや、こいつはなんて自信家なんだ』となっていった矢先に長徳の変がありましたので、自分では対応しきれないことが出てくる。もし父が生きていたら、あそこでああならなければ、きっと中関白家（なかのかんぱくけ）は、天下をとっていたんじゃないかな。ちょっとした過ちが、タイミングのずれが、まさかの悲劇になってしまう」と意味深に語り、今後の見どころについて「長徳の変を機に、きらびやかでいた伊周がどんどんと堕ちていくさまが、せつなくもあり、儚くもあり、でも人間ってこうだよねってところが出せてればいいかなと思います」と語った。
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