セブン&アイ・ホールディングス（HD）傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂は1日、食料品の一部を値下げすると発表した。飲料や小麦粉など購入頻度の高い71品を対象に平均で約10%値下げする。物流や販促の効率化などで割安感のある価格を示し、顧客の購入意欲を高める。ヨーカ堂は昨秋にセブン&アイグループの食品スーパー、ヨークと合併した。店舗運営や販促、物流の効率化に取り組み、商品政策の統合で取扱商品の絞
（HD）傘下の総合スーパー、イトーヨーカ堂は1日、食料品の一部を値下げすると発表した。飲料や小麦粉など購入頻度の高い71品を対象に平均で約10%値下げする。物流や販促の効率化などで割安感のある価格を示し、顧客の購入意欲を高める。
ヨーカ堂は昨秋にセブン&アイグループの食品スーパー、ヨークと合併した。店舗運営や販促、物流の効率化に取り組み、商品政策の統合で取扱商品の絞り込みを進めた。今回の値下げは一連の取り組みによるコスト削減効果を還元するとしている。併せて、セブン&アイグループのプライベートブランド（PB）商品として22年から売り出した、低価格シリーズ「セブン・ザ・プライス」の商品数を増やす。発売当初の11品から現在は約150品まで拡大。品質を維持しつつ割安感を出した商品として人気は高く、25年2月までに180品まで広げる計画だ。 商品の値下げに加え、新規顧客の開拓などを目的に宅配サービスを強化する。ヨーカ堂は1日、配送スタートアップのONIGO（オニゴー、東京・世田谷）と組み、即時宅配サービスを本格導入すると発表した。25年2月にも120店で展開し、生鮮品など最大8000品を最短20分で届ける。衣料品の縮小など構造改革に加え、成長戦略の柱とする食品の新サービスで経営をてこ入れする。
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