マイクロソフトはユーザーに代わって電子メール送信や記録管理などのタスクを自律的に実行する人工知能(AI)ツールであるAIエージェントの提供を開始する。セールスフォースなどのライバル企業との競争が激化する見通しだ。
マイクロソフトは21日、セールスやカスタマーサポート、会計などの分野のタスクを処理する10種類の「自律型エージェント」を提供すると発表した。12月から2025年初頭まで「パブリックプレビュー」として利用可能になる。
同社はまた、企業が独自のAIエージェントを構築できる対話型AIインターフェース「コパイロット・スタジオ」に、エージェントを自律的に動作するようにする機能を近く追加すると明らかにした。11月にプレビュー版をリリースするとした。 「ユーザーが膨大な時間と金を費やしている作業がある。それらは大抵、できればやりたくはないが繰り返しこなさなければならないタスクやプロセスだ。自動化できれば作業効率の大幅向上が期待できる」と語った。 次の段階はAIエージェントの構築となる。これは生成AIによる推論と既存のデータベースやソフトウエアを組み合わせることで、人間の介入なしに定型的なタスクを実行できるツールだ。 CRM(顧客管理)ソフトウエア最大手のセールスフォースは先月開催した年次イベント「ドリームフォース」でAIエージェントを披露。同社のAIエージェント「Agentforce」は顧客サービスなどのタスクを自律的に処理可能だとした。...
マイクロソフトは業務用アプリ「ダイナミクス365」に付加されるAIエージェントの価格を発表していない。「コパイロット・スタジオ」は、企業顧客向けにユーザー1人当たり月額30ドルで販売している「マイクロソフト365コパイロット」に含まれている。
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