OpenAIの最新モデルを活用することで、マイクロソフト「Copilot」のAIアシスタントがより身近なものになりつつある。目指すところは、あなたを応援するデジタル同僚だ。
17年前、マイクロソフトは「MS Word」を使うと登場する暑苦しいアシスタント「Clippy」を削除した。だが、“フレンドリーで前向きなAIアシスタント”というコンセプトは、ゴミ箱から再び現れたようだ。 マイクロソフトはWindowsなどのソフトウェアについてくるテキストベースの人工知能（AI）ツール「Copilot」を刷新し、音声と視覚に加え、より複雑な問題を解決する能力を付加することにした。そしてその性格は“盛り上げ役”だ。 「わたしたちは、重要な転換点にいます」と語るのは、マイクロソフトAIの最高経営責任者（CEO）、ムスタファ・シュリーマンだ。「AIコンパニオンは、わたしたちが見るものを見て、聞くものを聞き、人間が会話するのと同じ言葉を話すのです」...
はユーザーの質問を記録せず、セッションが終わるたびにデータを消す。Copilot Visionが使えるのは特定のウェブサイトに限られ、著作権で守られたり、ポルノなど職場に相応しくないコンテンツにはアクセスしないようブロックしたりできる。Copilot Visionは、米国のCopilot Proユーザーにのみ提供されるが、いつから使えるかはまだ発表されていない。また、OpenAIとデータは共有しないと言う。 「Think Deeper」と呼ばれるもうひとつの実験的なサービスでは、Copilotがより複雑な問題を「ステップ・バイ・ステップ」の論理的思考に似た手法で解こうとする。この技術はOpenAIが9月はじめに発表した新しいAIモデル「OpenAI o1」に部分的に依拠している。Think Deeperは、米国の一部Copilot Proユーザーへの提供が始まっている。...
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