2024年9月に発売予定のホンダN-BOXジョイが、軽自動車スーパーハイトワゴンのクロスオーバー風モデルを提供。これにより、ダイハツ、ホンダ、トヨタ、三菱の4メーカーが全社で参入することになる。
2022年10月発売の「ダイハツ・タント ファンクロス」、2023年1月に受注をスタートした「三菱デリカミニ」に続いて、 N-BOXジョイ が2024年9月に発売となった。これで“軽 自動車 (以下、軽) スーパーハイトワゴン の クロスオーバー 風モデル”が、ついに軽4メーカー全社(ブランドとしては日産が未参入だが)で出そろった。その先べんをつけたのは、先代 スズキ ・スペーシアに用意されたギアだ。
ギアが誕生した背景を理解するには、それまでのスズキの軽スーパーハイトが置かれていた状況を理解する必要がある。スズキは軽スーパーハイトの始祖ともいえる「ダイハツ・タント」が2代目に移行するのとほぼ同時に「パレット」を発売。これによって軽スーパーハイトはひとつのジャンル=市場として確立する。そして2011年12月に初代「N-BOX」が登場すると、同市場は爆発的に拡大していくことになる。 スズキはそんななか、ダイハツの新型投入より半年早い2013年2月にはパレットあらためスペーシアを発売するも、その販売台数はN-BOXとタントという2強に大きく水をあけられたままだった。それは「東の軽の横綱」を自認するスズキには、どうにも許しがたい事態だった。
そんな背水の陣の思いで開発されて、2017年12月に登場した2代目=先代スペーシアは、それまでのちょっとスカしたデザインから一転、スーツケースをモチーフとした四角四面スタイルを基本としつつ、「カスタム」にはクラス最大のクローム面積(?)のギラギラグリルを採用するなど、ド直球デザインで登場した。追い込まれていたスズキはそれでも飽き足らず、標準とカスタムに加えて、もうひとつのバリエーションを考案する。それがクロスオーバーSUVデザインのギアだった。
N-BOXジョイ スーパーハイトワゴン クロスオーバー 軽自動車 スズキ
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
第296回:現代によみがえった初代「ゴルフ」 【カーマニア人間国宝への道】清水草一の話題の連載。夜の首都高で軽ハイトワゴン「ホンダN-BOXジョイ」に試乗。その印象は?
続きを読む »
2024年6月、ホンダ「フリード」がフルモデルチェンジとなった。トヨタ「シエンタ」とはサイズも近く、座席構成やパワートレイン構成もほぼ同じであるため、両車のどちらを選ぶか頭を悩ませている人は少なくないだろう。その実力とデザインをガチ比較してみよう。2024年6月、ホンダ「フリード」がフルモデルチェンジとなった。トヨタ「シエンタ」とはサイズも近く、座席構成やパワートレイン構成もほぼ同じであるため、両車のどちらを選ぶか頭を悩ませている人は少なくないだろう。その実力とデザインをガチ比較してみよう。
続きを読む »
トヨタ、ホンダ、ヤマハらのHySEが「ダカール2025」に水素エンジンのHySE-X2を投入高回転域の出力特性向上や低中回転域での燃費改善、水素タンクの増設などの新たな技術課題に挑戦するために、従来のHySE-X1からエンジンお… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
続きを読む »
第296回:現代によみがえった初代「ゴルフ」 【カーマニア人間国宝への道】清水草一の話題の連載。夜の首都高で軽ハイトワゴン「ホンダN-BOXジョイ」に試乗。その印象は?
続きを読む »
“日本の現場”を支える働く電気自動車「ホンダN-VAN e:」に試乗。その使い勝手と走りを報告する。“日本の働く現場”を支える軽商用バンの電気自動車(BEV)「ホンダN-VAN e:」に試乗。配送業や設置・施工業から移動販売に至るまで、その使われ方を徹底的にリサーチし開発をおこなったという走りと機能性、そしてこだわりの付加価値をチェックした。
続きを読む »
ヤリス/ノート/フィットに透けるメーカー事情 3車に見た「トヨタ/日産/ホンダ」強みと弱みトヨタ「ヤリス」、日産「ノート」、ホンダ「フィット」の3つのコンパクトカーは、各社が誇るヒットモデルだ。その最新モデルを揃えて比較試乗してみると、それぞれのメーカーの「強みと弱み」が浮き彫りになった…
続きを読む »