【ニューヨーク=吉田圭織】米飲料品・食品大手ペプシコが4日発表した2024年10〜12月期決算は純利益が前年同期と比べ17%増え15億2300万ドル(約2400億円)となった。売上高は0.2%減の277億8400万ドルとなり、市場予想をわずかに下回った。北米でスナック菓子と飲料が落ち込むが、アジアなど米国外の販売が堅調だった。値上げは縮小したものの、全体の販売数量は伸び悩みが続いている。10〜
が4日発表した2024年10〜12月期決算は純利益が前年同期と比べ17%増え15億2300万ドル(約2400億円)となった。売上高は0.2%減の277億8400万ドルとなり、市場予想をわずかに下回った。北米でスナック菓子と飲料が落ち込むが、アジアなど米国外の販売が堅調だった。地域別でみると北米で販売数量が最も減った。北米は主力のスナック菓子事業の販売量が3%減、飲料事業も3%減に落ち込んだ。朝食シリアル事業は6%減だった。同事業は23年12月〜24年1月にサルモネラ菌に汚染されている可能性があるとしてリコールを実施した影響が続いている。ペプシコは25年12月期通期については実質売上高が1桁%台前半の伸び、1株当たり利益は1桁台半ばの伸びを予想している。
ペプシコのジェイミー・コールフィールド最高財務責任者(CFO)は4日の決算説明会で通期予想について「北米での事業は徐々に回復していくと予想している。だが、世界的に不透明感が強いため、慎重な予想を出している」と説明した。同時に「(北米以外の地域が)堅調なため、業績に大きく貢献するだろう」と期待を示した。 北米事業の改善に向け、今後はパッケージを小さくしたり、健康を重視した商品の研究開発(R&D)を進めたりするという。ラモン・ラグアルタ最高経営責任者(CEO)は「より機能性を求める消費者が増え、低脂肪のスナックやたんぱく質が多いものを求めている」と説明した。
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