大量のサーバーが並ぶデータセンターは、膨大な電力を必要とする。それが、どのように生み出された電力であるかは二の次だ。
世界中のビジョナリーや起業家、ビッグシンカーがキーワードを掲げ、2025年の最重要パラダイムを読み解く恒例の総力特集「THE WORLD IN
2025」。AIの専門家で思想家でもあるアジーム・アザールは、ビッグテックが「汚い電力」を購入していることの地政学的リスクを指摘する。 砂浜と山岳ジャングルで有名なマレーシア南端のジョホール州が、新しい産業に沸いている。それは生成AI向けデータセンターだ。マイクロソフトはマレーシアのデータセンターに20億ドル以上を投じるという。 ビッグテックにとって電力は「新しい石油」だ。最新鋭のAIデータセンターを稼働させるには、90メガワットの電力が必要な場合もある。これは米国の家庭需要にして数万世帯分を満たせるほどの量だ。チャットボットからAIエージェントまで、多岐にわたるAIアプリケーションが誕生し、そのニーズは拡大している。ある業界コンソーシアムは、10ギガワット(現在の最大需要の100倍以上)を必要とするデータセンターの計画を立てている。テクノロジー企業にとって、安価で信頼性の高い電力供給は、いまやシリコンチップの確保と同じくらい重要なのだ。...
政治 / Politics Vol.55 The World In 2025 生成ai / Generative Ai 人工知能 / Ai データセンター / Data Center エネルギー / Energy 電気 / Electricity
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