25日の米金融市場では株価が一時下落し、国債利回りが上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、インフレ率が目標に向けた軌道を進んでいると確信するまで政策金利を高水準に維持する考えを示しつつ、「慎重に政策を進めていくスタンス」だと語った。
25日の米金融市場では株価が一時下落し、国債利回りが上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)の◎LPLファイナンシャルのチーフ・グローバルストラテジスト、クインシー・クロスビー氏: パウエル議長のスピーチはタカ派的なトーンを帯びていた。インフレ率を2%まで下げる必要性を強力に打ち出した一方、さらなる引き締めにコミットはしなかった。議長が言ったのは、現在の金融政策が景気抑制的であり、最近講じた金融措置のために経済成長は目先、さらに減速する可能性が高いということだ。しかしインフレが減速の様子を見せない、もしくは労働市場がFRBの視点で依然過熱気味だと見受けられる場合、連邦公開市場委員会(FOMC)は今年、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標の引き上げをちゅうちょしないことを議長は明白にした。...
25日の米金融市場では株価が一時下落し、国債利回りが上昇。米連邦準備制度理事会(FRB)の◎LPLファイナンシャルのチーフ・グローバルストラテジスト、クインシー・クロスビー氏: パウエル議長のスピーチはタカ派的なトーンを帯びていた。インフレ率を2%まで下げる必要性を強力に打ち出した一方、さらなる引き締めにコミットはしなかった。議長が言ったのは、現在の金融政策が景気抑制的であり、最近講じた金融措置のために経済成長は目先、さらに減速する可能性が高いということだ。しかしインフレが減速の様子を見せない、もしくは労働市場がFRBの視点で依然過熱気味だと見受けられる場合、連邦公開市場委員会(FOMC)は今年、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標の引き上げをちゅうちょしないことを議長は明白にした。 パウエル議長は中立的なスピーチを行ったと思う。FRBは金融政策のスタンスを景気抑制的だと認識しており、今後の会合ではもっと緩いアプローチを取るだろう。従ってFOMCは9月も11月も動かない可能性がかなり高いと考える。万が一の仮定だが、利上げを実施するとすれば12月だろう。
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