トランプ米大統領は、カナダ、メキシコ、中国への関税発動を発表。国民への経済的負担を認めつつも、米国利益のため「耐える価値のある代償」と強調。カナダへの関税は、米国がカナダへの経済的支援を行っている現状を踏まえ、「補助金なしでは存続不可能」という主張を繰り返す一方で、カナダからの反発も強まっている。
ドナルド・トランプ米大統領は2日、主要貿易相手国である カナダ 、 メキシコ 、中国に対して関税を発動することにより、国民が経済的な「痛み」を感じる可能性はあるが、米国を「再び偉大にする」ためには「耐える価値のある代償」だと主張しました。すでにさまざまな関税が適用されている中国からの輸入品には、10％の関税を上乗せする。これらの新関税は4日から適用されます。\2日朝、トランプ氏は自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、「国民に痛みはあるだろうか？ あるかもしれない（し、ないかもしれない！）だが、われわれは米国を再び偉大にする。そのために払うべき代償はすべて報われる」と投稿しました。
「米国はカナダ、メキシコ、中国（そしてほぼ全ての国！）に対し、36兆ドルという大きな貿易赤字を抱えている。われわれはもう『愚かな国』ではいられない」と、貿易赤字全般についての憤りもぶちまけました。\トランプ氏は別のSNS投稿で、特にカナダを標的とし、米国は「カナダを『補助』するために数千億ドルを支払っている」「この大規模な補助金がなければカナダは存続不可能だ」などと指摘。米国の「51番目の州になるべきだ」とする最近の威圧的な主張を繰り返しました。新関税に対するカナダの反応は素早く、ジャスティン・トルドー首相は1日、1550億カナダドル相当の米国製品に対し、25％の関税を課す方針を表明しました。州レベルでも、米国産酒類の購入停止といった報復措置がすでに発表されています
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