ソニーG、半導体も脱・売り切り 画像AI分析で継続課金

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ソニーG、半導体も脱・売り切り 画像AI分析で継続課金
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ドイツで4月に開かれた組み込み技術の展示会で、AI(人工知能)を搭載したカメラモジュールと小型コンピューター「ラズベリーパイ」を組み合わせた機器の発表が話題を呼んだ。このカメラに使うAIイメージセンサーを供給するのが、ソニーグループの半導体事業会社、ソニーセミコンダクタソリューションズだ。ソニーセミコンは2023年4月にラズベリーパイを手がける財団の傘下企業に出資し、連携のあり方を協議してきた

ソニーセミコンは2023年4月にラズベリーパイを手がける財団の傘下企業に出資し、連携のあり方を協議してきた。世界有数の開発者コミュニティーを抱えるラズベリーパイとの連携第1弾が、上記の機器だ。正式な発表はないが、今夏にも販売される見通しだ。

今でこそ1兆円を超える営業利益を稼ぐソニーグループだが、10年代中盤までは長い低迷にあえいだ。再建の鍵を握ったのは、パソコン事業の売却などエレクトロニクス事業の構造改革と、「リカーリング」と呼ぶ継続課金モデルの拡大だ。ゲームではプレイステーションというハードを通じたオンラインでのソフトウエア販売で継続的に収益を確保し、音楽でもCD販売でなく配信を通じて収益を確保する。ハードのヒットに左右される収益構造を脱し、ソフトで安定的に稼ぐ仕組みが復活を支えた。その成功モデルを半導体にも応用しようというわけだ。半導体ではAIが画像データを分析して「メタデータ」に転換する際と、そのメタデータをクラウドに送る際の費用を継続的に徴収する仕組みを採用する。売り切りだった半導体も、顧客とのつながりで収益を生むモデルを一部で導入する。ソニーセミコンは開発環境を提供しており、外部企業が開発したAI用ソフトを販売する場も用意する青写真を描く。イメージセンサー版の「アップストア」ともいえる。

工場での不良検知や倉庫での物流効率化に向けた入出庫管理など、比較的需要の大きなユースケースを10本程度想定。AIソフトの開発経験がない人でも、新サービスを使えば容易にAIを組み込むソフトを開発できるという。「(ニーズの高い)ホットスポットであれば、顧客企業は自分たちで開発できる」(柳沢氏)としている。

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