第９６回選抜高校野球大会第８日第２試合（広陵５−６☓青森山田＝延長十回タイブレーク、２７日、甲子園）昨秋の東北大会を制した青森山田が誇る２枚看板、桜田−関と昨春か...
第９６回選抜高校野球大会第８日第２試合（広陵５−６☓青森山田＝延長十回タイブレーク、２７日、甲子園）昨秋の東北大会を制した青森山田が誇る２枚看板、桜田−関と昨春から数えて甲子園で７試合目の登板となる広陵（広島）先発の高尾の白熱した投手戦。驚異的な粘りで追いついた青森山田が、延長十回のタイブレークから原田の中犠飛で２試合連続のサヨナラ勝ちを収めて８強入りを果たした。七回まで無安打に抑えられていた青森山田はその裏に反撃。球数が１００球を超えた高尾を攻め、無死から代打の蝦名がこの試合チーム初安打となる左中間二塁打。１死から連続四球を選んで満塁とし、対馬の右前適時打で２者が生還し、同点に追いついた。青森山田はあきらめない。その裏、１死一塁から蝦名、関の連打で満塁とし、佐藤隆が左中間に走者一掃の三塁打を放って、再び試合を振り出しに戻した。
そして無死一、二塁からスタートするタイブレークで迎えた十回、広陵の表の攻撃を無失点に抑えた青森山田は、対馬の三塁前へのバントが内野安打となって満塁とし、原田が中堅にサヨナラ犠飛を放った。広陵・高尾は１２三振を奪い２試合連続で２桁奪三振の力投を見せたが、１４２球目にサヨナラ打されて力尽きた。
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