セブン―イレブン・ジャパンは3日、手ごろな価格帯の商品を270品目に増やすと発表した。おにぎりなど一部商品から、弁当やお菓子、飲料、日用品などに広げる。物価高で節約志向が強まる中、来店意欲を促す。対象品は「うれしい値!」のシールを付ける。これまで値ごろ感を打ち出した一部商品に「安心価格」の店頭販促(POP)をつけて販売していたが、3日からはうれしい値に統合する。うれしい値は7月中旬に「手巻お
うれしい値は7月中旬に「手巻おにぎり」シリーズで始めた。「しゃけ」と「ツナマヨネーズ」の2品で原材料を見直すことで従来品よりも安くした。2品を含めたおにぎり全体の販売数は開始前と比べ1割以上伸びたという。セブンはこれまで安いものから高い商品まで幅広くそろえる「松竹梅」戦略を取ってきた。少し値は張るものの上質な原料を使った「セブンプレミアム ゴールド」などの支持は高い。ただ節約志向の強まりもあり、既存店売上高は今年に入り前年割れが目立っていた。
セブンの羽石奈緒執行役員は「インフレによる生活防衛意識が高まっている。消費者心理の変化に対し、価値だけでなく値ごろ感のある商品を提供していく」と述べた。原材料の調達価格の見直しや製造工程のコスト削減などで対応する。 セブンの永松文彦社長は7月「顧客ニーズに対し低価格の訴求が半年遅れた。今後は『梅』に当たる商品にも力を入れる」と語っていた。コンビニは割高のイメージがありスーパーでまとめ買いする人は多い。商品の多様化で消費者を呼び戻す。
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