現行の992型「ポルシェ911」にも「カレラT」が登場。高性能化よりもドライビングプレジャーを追求したというコンセプトの新グレードだ。まあ911の走りが退屈だった試しはないが、その楽しさのレベルをワインディングロードで鋭意調査した。
簡単に申し上げると、これは2021年に発売された「911カレラGTS」と同様の手法を、「911カレラS」ではなくてカレラに用いたもので、つまりカレラをベースとするカレラGTSがカレラTなのだ。かえって分かりにくいかもしれんけど。
ただし、911カレラGTSは、カレラSの3リッター水平対向6気筒ツインターボを30PS強力な最高出力480PSにチューンして搭載している。それでいて価格は2059万円と、カレラSと108万円しか違わない。911のマニュアル希望者にとっては奇跡のようなお買い得モデルが911カレラGTSなのだ。おまけに、カレラGTSは480PS、カレラTは385PSである。その差は95PSもある。カレラTは1757万円で、カレラGTSとの価格差は302万円。302万円はもちろん大金ですけれど、仮にいま、使えるお金が2000万円あったとして、あなたならどっちを選ぶ? あるいは筆者なら(仮にあったとして)……。当然、カレラGTSか? う~む。悩ましい。
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