インフルエンザ、年末年始で急増 沖縄県も「警報」発表 新学期でさらに感染拡大の恐れ - 琉球新報デジタル
県は14日、インフルエンザ警報を発令した。2024年12月30日～2025年1月5日の県内定点医療機関当たりの報告数が37・04人となり、警報の発令基準値である30人を超えた。県がインフルエンザ警報を発令するのは昨年1月25日以来。本年度に入っては初めて警報を発令した。
インフルエンザは例年1～2月に流行のピークを迎えることから、さらなる流行の拡大を抑えるために、県感染症対策課の担当者は、手洗いやせきエチケット、換気、予防接種などの感染予防策を行うことを呼びかけている。 今回報告されたインフルエンザウイルスの型別割合は、A型が77・1％、B型が2・3％となっており、年齢別では、60歳以上が349人（16・8％）と最も多く、次いで20～29歳が288人（13・9％）、40～49歳が281人（13・5％）の順となっている。県内は昨年12月2～8日以降、感染者数が増加傾向にあり、12月16～22日に定点当たり10・43人となり、注意報が発令されていた。 県の担当者は感染者が増えた要因について、沖縄より早く感染者が増加していた県外からの観光客が年末年始に入ってきたことや、本土から帰省した人からの感染、忘年会や新年会などで人と会う機会が多かったことを挙げた。ワクチンの接種については接種後1～2週間で抗体ができ、例年流行のピークを迎える1～2月に間に合うことから有効とし「小さな子どもは2回接種が必要なので、早めに接種することでピークに間に合う」と、早めの接種を呼びかけた。
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