銀座メゾンエルメス フォーラムにて、『内藤礼 生まれておいで 生きておいで』展が開催中だ。「地上の生の光景」を一貫した問いとして作家活動を続ける内藤礼が思う、“生”、そして“時間”とは?
光や水など自然のエレメントを取り入れながら、繊細な絵画や木彫、またガラスや糸などのささやかなモチーフによって、「根源的な生の光景」を作品空間に出現させる現代アーティスト、内藤礼。創作の背景には、「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」という一貫した問いがあるという。 銀座メゾンエルメス フォーラム(以後、フォーラム)で開催中の個展『内藤礼 生まれておいで 生きておいで』(〜2025年1月13日)は、東京国立博物館(以後、東博)で開催された同名の展覧会(2024年6月25日〜9月23日)と併せて構想されたもので、双方には円環のように繋がりつつも、この会場ならではの展示空間が出現している。 この稀有な展示が構成されていった経緯や作品に込めた思いについて、作家本人に話を訊いた。 二つの会場が生と死を巡る円環のようなかたちで繋がる ──東博とフォーラムの二つの会場が連携する展示として企画が立ち上がったとのことですが、「生まれておいで 生きておいで」という言葉が共通の展覧会名となった経緯や、展示内容との関連について教えてください。...
beginning/breath》シリーズは、東博とフォーラムの両会場に展示されていますが、どのように制作された作品なのでしょうか? 私は「地上の生の光景」と呼んでいるのですが、展覧会の制作期間、去年の11月から今年の5月に描いた作品で、東博からフォーラム、そして再び東博へと、制作した順番に展示しています。つまり、生命の一生の時間と、私が生きた半年間、そして日々描いた絵画が重なり合っているんです。何かを意図したり、目的をもったり、あらかじめ計画するのではなく、呼吸をするように描こうとしたので、後から見返すと、無意識が見えてくることもあります。 ──何も意図せずに描いた絵を、「地上の生の光景」と呼ぶのはなぜですか?...
内藤礼 / Rei Naito インタビュー アート 銀座 / Ginza エルメス / Hermes
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