・西アフリカのギニアでは国民に広がる生活苦を背景にクーデターが発生した。 ・そ...
西アフリカのギニアで9月5日、クーデターが発生し、アルファ・コンデ大統領が軍に拘束された。クーデターを率いたママディ・ドムボヤ大佐はかつてフランス外人部隊にも所属した歴戦の軍人だが、憲法の停止を宣言したうえで、新憲法のもとで新たな政権を発足させることを提案している。 今年2月のミャンマーのケースでそうだったように、一般的にクーデターというと「民主主義の敵」「文民統治の危機」などネガティブなトーンで語られやすい。実際、国連だけでなくアメリカなど欧米諸国はクーデターを批判しており、周辺国もギニアの「西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)」加盟資格停止といった制裁を科すなど、反対の姿勢をみせている。ところが、ギニア国内の反応はおよそ海外と正反対だ。クーデター部隊と大統領支持派の部隊との間で小さな衝突が発生したものの、大きな混乱はほとんどない。また、クーデターに反対する声もあるが、目立った抗議デモも発生していない。 むしろ、権力を握ったドムボヤ大佐は群衆の歓声に迎えられて議会議事堂に入った。ある女性はドイツメディアの取材に「とっても幸せ。.
..彼(大統領)は休めばいい」と皮肉を込めて語り、83歳と高齢であるコンデの退場を喜んだ。さらに、近隣のニジェールでも今年3月末、大統領官邸が軍の一部に襲撃された。ただし、2期目の就任式を目前に控えていたバズム大統領は無事で、政権転覆は未遂に終わった。
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