32年ぶり出場の大社(島根)が、初出場で4強入りした1917年の第3回大会以来、107年ぶりの夏2勝目を挙げた。2度のリードを許す展開となったが、8回に園山純正三塁手(3年)のスクイズで同点。延長1
0回タイブレークでは、敵失で勝ち越した直後に再び園山がスクイズを成功させた。投げてはエース・馬庭優太(3年)が、報徳学園(兵庫)戦に続いて6安打4失点で完投した。公立では石橋(栃木)と2校が16強に進出した。
夏2勝は初出場で4強入りした1917年以来、実に107年ぶり。ロシア革命が起きた年だ。鳴尾球場で第3回全国中等学校優勝野球大会が開催され、旧校名の杵築中として出場した。現校名では初、甲子園でも初の夏2勝。歴史的勝利の裏側には、強固な信頼関係があった。「この試合、どうするか」。石飛文太監督(42)はベンチで選手に問いかけた。返ってきたのは、「監督に任せます」の言葉。「お前らそこかよ、今だけそういうこと言うなよ」。苦笑いを浮かべつつも、「よし、任せろ」と腹をくくった。勝負どころでは再三、黒子に徹した園山は「監督さんがスクイズのサインを出すというのは、自分に『絶対、決めてくれよ』という意味」と、任務を確実に遂行。指揮官は、覚悟の采配に結果で応えた背番号5を「本当によくやってくれた。感動しました」と、涙ながらに称賛した。
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