秋季富山県大会の2回戦が行われ、シード校の未来富山は4-1で新湊を下し、初戦突破を決めた。最速143キロのエース左腕、江藤蓮(2年)が、気迫の投球を見せて完投勝利。多彩な変化球も駆使しながら、9回を
13奪三振、5安打、1失点に抑えた。前日の15日は雨天のため、1回表の終了後に中断。この日は1回裏から継続試合として再開された。2回表から再登板した江藤は「特にやりにくさはなかったが、2回表は絶対にゼロに抑えようと思った。ストレートで押して、変化球でカウントを取れました」と明るい表情で振り返った。
今夏の富山大会準決勝では、富山北部に0-2で惜敗した。悔しさを胸に秘め、今夏は瞬発系トレーニングで身体を強化。3キロ、5キロのメディシンボールを真上や後ろに投げ、体全体の筋力を鍛えてきた。この日の序盤は力みもあったが、6回からは無駄な力を抜いて好投。新湊とは、今夏の富山大会でも対戦しており「しっかりと対策されているのを感じました。無理に三振を狙わず、変化球で打たせて取りました」。7回は3安打で1失点したが、大きく崩れることなく、9回を投げきった。 一冬を越え、体重は5キロ増えて178センチ、78キロにサイズアップ。春先は141キロ、今夏は143キロと順調に球威も増してきた。今大会は、同じブロックに新湊のほか、高岡商を破った氷見や石動などの実力校が並ぶ。「どこも強いので、簡単に勝てる試合はない。先のことを見ず、一戦必勝です」と江藤。着実に成長する左腕が、強敵ぞろいのブロックを勝ち上がる。(中田 康博)
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