準決勝2試合が行われ、八戸学院野辺地西が8―0で三本木農恵拓を下し、8年連続の決勝進出を決めた。FW成田涼雅(3年)が流れを引き寄せる先制弾を奪うなど、2得点の活躍で勝利に導いた。スーパーシードによ
り初戦となった青森山田は4―0で八戸学院光星に勝利し、28年連続30度目の全国切符に王手をかけた。決勝は4日にカクヒログループアスレチックスタジアムで行われる。前半17分、八戸学院野辺地西・成田が喜びを爆発させた。左サイドのMF高坂碧(3年)が柔らかな弧を描くクロスを入れると、相手DFの頭を越えたボールに待ち構えていた成田がドンピシャヘッド。「碧が自主練を生かしたクロスを入れてくれた。いいヘディングで決めることができた」。2―0の同33分にも右足ボレーで2得点目を決めた。
今年こそ、やってやる。8年連続の決勝では昨年度の全国王者・青森山田と戦う。何度も敗れてきた相手だが、今年のチームはひと味違う。今大会では全3戦で35得点無失点と攻守で圧倒する力を持っている。「いろんな人から『今年はいける』と言われている。その期待に応えて歴史を変えたい」。今大会6得点と好調を維持するストライカーが、大一番でも決める。 今年は県高校総体決勝で0―1、県新人大会決勝では1―2とあと一歩のところで青森山田に敗れた。直近8年では0―0の末PK戦で敗れた19年の代に次ぐ「強さを持っている」と三上晃監督。今季3度目の決戦に向けて「リスペクトしすぎてもあれなので、相手というより自分たちに矢印を向けて戦いたい」と意識させすぎずに、本来の実力を選手たちに発揮させる。
青森市生まれの成田は高校で全国出場を夢見て一度は青森山田のセレクションを受けたが、落ちてしまった。「山田を倒せるのは野辺地西しかない」と入学し、力を伸ばしてきた。「3年間やってきたものを最後に出せるときが来た」。全力でゴールに向かい、自らの得点で全国出場を決める。(山崎 賢人)
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