クラークの最速145キロ右腕・辻田丞投手(2年)が、公式戦初の9回完封勝利。3回に9番・大橋正義一塁手(2年)のソロ本塁打で挙げた1点を守りきり、5年連続6度… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)。
クラーク の最速145キロ右腕・ 辻田丞 投手(2年)が、公式戦初の9回完封勝利。3回に9番・大橋正義一塁手(2年)のソロ本塁打で挙げた1点を守りきり、5年連続6度目の全道大会(16日開幕、札幌・大和ハウスプレミストドーム)出場を決めた。
1点差のまま迎えた9回2死一、三塁。杉谷瑠生(るい)中堅手(2年)が、朝方の雨でぬれた芝生に足をとられながらも滝川西の7番打者の飛球をつかむと、辻田が右手こぶしを握り締め、雄たけびを上げた。長打を打たれれば逆転サヨナラ負けのピンチをしのぎきった。「今日は最後まで投げるつもりでした」と辻田。6安打を浴びながらも、要所では得意のチェンジアップと剛速球のコンビネーションで9三振を奪い、滝川西打線に得点を許さなかった。 「抑え続ければ勝てる」。背番号3の右腕に自信を与えたのは、3回に「小学生の時にも打ったことのない」という生涯初本塁打を、98メートルの左翼ポール際に打ち込んだ大橋内野手だった。辻田の登板時だけ一塁手で先発する9番打者の一振りが、試合を決めた。「レフトフライかと思ったら、三塁コーチャーが飛び跳ねていたので、ホームランと分かりました」と大橋。唯一の1点が、序盤にやや制球を乱した辻田の投球に、安定感をもたらした。
かつて同じクラークの背番号3で、明治神宮大会、センバツ甲子園で躍動した兄旭輝(あさひ)投手(20=亜大)の背中を追う。大会前、エース番号の1番をもらえなかったことを「悔しい」と電話で伝えると、兄は「俺が3番だったからだな。ごめん」と謝り、なぐさめてくれたという。「全道大会でも結果を出して、甲子園は背番号1」と辻田。全道代表決定戦の初完封でクラークと、自分の未来を開いた3番のエースが、2年ぶりの頂点に向けて力を込めた。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
【高校野球】石巻が9回2死からサヨナラ勝ち…斎藤大聖捕手が左越え二塁打…宮城県秋季大会 (2024年9月23日)◆高校野球◇宮城県秋季大会▽1回戦角田9-10石巻(22日・石巻市民)1回戦2試合が行われた。20日の雨で継続試合となった石巻は角田に10―9でサヨナラ勝ちした。8―6の6回1死満塁(2ボール)の再開...
続きを読む »
【高校野球】仙台一が伝統校対決制す…千葉監督の次男・悠成が2打数2安打県大会が開幕して1回戦5試合が行われた。仙台一は同じ中部地区の仙台三に3―1で粘り勝ち。千葉厚監督の次男・千葉悠成左翼手(1年)が先制点の足がかりをつくるなど2打数2安打の活躍で、ナンバースクール対
続きを読む »
【高校野球】石巻工が4強進出…1年生エース・遠藤颯汰が完投&同点打…宮城県秋季大会宮城準々決勝では石巻工が仙台一を延長10回タイブレークの末4―3で破り、13大会ぶりの東北大会出場に王手をかけた。
続きを読む »
【高校野球】石巻が9回2死からサヨナラ勝ち…斎藤大聖捕手が左越え二塁打…宮城県秋季大会1回戦2試合が行われた。20日の雨で継続試合となった石巻は角田に10―9でサヨナラ勝ちした。8―6の6回1死満塁(2ボール)の再開直後に石巻は押し出し、2点二塁打で3失点し、8―9と一時逆転された。
続きを読む »
【高校野球】仙台一が最後の宮城県大会切符…エース・及川啓史郎が1失点完投(2024年9月9日)|BIGLOBEニュース高校野球秋季宮城県大会中部地区予選代表決定戦仙台一2-1仙台二(8日・宮城広瀬)代表決定戦で仙台一が仙台二との伝統校対決を2―1で制して最後の県切符を手にした。先発したエース…|BIGLOBEニュース
続きを読む »
【高校野球】新監督率いる修徳が専大付との接戦制す 10月5日開幕の都大会へ今夏東東京8強の修徳は10回延長タイブレイクの末、専大付に8―7で勝利して本大会への出場を決めた。
続きを読む »