阪神が“近本不在”を感じさせない快勝でマジックを14に減らした。今季6度目の4連勝で貯金は今季最多の29。リーグ制覇した2005年以来の大台となる30が見えてきた。不動のリードオフマンを欠きながら、
3日のヤクルト戦(神宮)で右脇腹に死球を受けた近本は打撲の診断結果だったが、大事を取ってベンチ外とした。代役の「1番・中堅」に入った森下が、初回先頭で左前打。続く中野の三塁打で生還して鮮やかな先制攻撃で流れをつくり、初回の3得点につなげた。
背番号1は4回にも先頭で中前打し、佐藤輝の2点三塁打で生還するなどマルチ安打&得点で応えた。近本が右ろっ骨骨折の診断で離脱した7月にも、8試合で1番を務めたルーキーは「1回経験したので、気持ちとしては少し楽に入れた」と笑みを浮かべたが、これは指揮官の狙い通り。「新聞が書いてくれとったやん。8試合もスタメンしてるの。オレは知らんけど、新聞に書いてくれてるやん」と独特の言い回しで抜てき理由を説明しつつ、「これも慣れでな。試合こなしていくと、打ってることによって自信つけとるしなあ。普通に送り出してるだけやで」と、したり顔を見せた。 象徴となった森下だけでなく、得点した3イニングではいずれも四球を絡めるなど、ナインが抜け目なく得点を重ねた。岡田監督は「1点ずつでええわけやから。そら、目標のあるチームと、ないチームっていうのは、とにかくリードしとけば、そんな反発力ないやんか」と当然のようにうなずいた。前回の近本の離脱時は初戦で黒星を喫して、11試合で5勝6敗の負け越し。同じ緊急事態だった2か月前とは全く違う白星、試合内容に今の猛虎の強さがにじんだ。(宮崎 尚行)
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