【開発】2時間耐火構造認定の木鋼ハイブリッド梁 日鉄エンジニアリング株式会社のプレスリリース
日鉄エンジニアリング株式会社(代表取締役社長:石倭行人、本社:東京都品川区、以下「当社」)は、集成材※1と高耐熱性無機繊維フェルトを用いた木鋼ハイブリッド梁※2(以下「本製品」)を野村不動産株式会社(代表取締役社⾧:松尾大作、本社:東京都新宿区、以下「野村不動産」)と共同開発し、「国土交通大臣認定2時間耐火構造」※3を取得しましたのでお知らせいたします。
木材は森林が吸収した炭素を貯蔵しており、建築分野における木材利用の促進による炭素貯蔵(固定化)は「都市等における第2の森林づくり」として、林野庁の「森林・林業基本計画」においてもカーボンニュートラル社会の実現への貢献が期待されています。一方、木材使用量を大きく増やしていくには住宅などの小規模建築物だけでなく、中高層建築物や非住宅建築物の構造部材などに木質材料を適用できるようにする必要がありますが、木質材料は耐火性能の低さと割高なコストが普及促進を阻害する要因となってきました。 このたび当社と野村不動産は、木質材料と鋼材を一体化する摩擦接合型コネクタ技術を活用し、鋼材使用量とコストを抑えた上で、構造部材に要求される強度と耐火性能を兼ね備えた木鋼ハイブリッド梁を開発いたしました。本製品は、鉄骨梁の周囲に集成材と高耐熱性無機繊維フェルトを取り付けた断面構成となっており、万一火災などで燃焼した場合でも、集成材が炭化を伴いながらゆっくりと燃えることで熱伝導を抑制して2時間の耐火性能を確保します。また、集成材工場において加工・製作を一貫して行うため、安定した性能と高い品質を実現できます。さらに、集成材それ自体がH形鋼の耐火被覆材としての機能も担っているため、本製品をそのまま現(あらわ)し※4で使用することが可能で、外観上も木肌のぬくもりを感じられる温かみのある建築空間を創り出します。※1 複数の板を同一繊維方向で接着剤を用いて張り合わせた木材。
※3 建築基準法に基づき、国土交通大臣が認定した建築構造で、火災発生時に2時間の耐火性能を有することを示します。耐火構造は、建物の安全性を高めるために重要な要素であり、特に高層建築や公共施設など、火災時の避難が困難な建物において重要視されます。
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