連続ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが死去した問題を受け、日本テレビは31日、「社内特別調査チーム」の報告書を公表した。約3時間にわたる記者説明会の様子を詳報する。【時事ドットコム取材班】
国松弁護士:原作サイドのドラマ化へ向けた要望が、制作サイドには許諾条件やそれに近い強い要求であると伝わらなかったことが、食い違いの出発点と位置付けられる。制作初期の段階で、制作サイドが原作者と面会して意思疎通する機会がなかったことも一因だと考える。
脚本家は降板を告げられた後、9、10話に自分が関与したことを示すクレジットを入れるよう要望したが、受け入れられなかった。こうした流れで不満が募り、この2話の脚本を原作者が担当することになった経緯をSNSに投稿することにつながった。 このドラマを制作する上で、6カ月という制作期間は適正だったのか。今回ドラマの制作を担当したのは比較的若手のプロデューサーだったが、フォローする体制が足りていなかったのではないか。ドラマは最終的に原作者の意向を全て取り入れた形で制作、放送されていたが、日本テレビは制作過程にみられた諸問題について、丁寧かつ真摯(しんし)に向き合うべきだと考える。 【次に、調査結果を受けた『今後へ向けた提言』について説明があった。ドラマ化に当たり、原作サイドとの信頼関係構築やトラブル回避のため、「原作者との面談を要請する」「最終話までの全体像が理解できるような構成案を事前に作る」「プロデューサーの業務量を見直す」などの内容】
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