9日の米株式市場でS&P500種株価指数は4日続伸し、終値で初めて5000の大台を上回った。利下げへの期待感や堅調な企業業績が株価を押し上げている。
投資会社サンダース・モリスのジョージ・ボール会長は「S&P500種は米企業の収益力と米経済の力強さに対する信頼度を示す最も優れたバロメーターだ」と指摘。「S&P500種の方向性は、経済と収益が改善しているのか悪化しているのかを反映している」と語った。
S&P500種が5000の大台を上回ったことについて、スレートストーン・ウェルスのシニア市場ストラテジスト、ケニー・ポルカリ氏は「我々が日々消化している多くの数字の中の1つに過ぎないと言う人もいるだろうが、この数字は違う」と指摘。「5000は新たなミレニアムを象徴するものであり、さらなる刺激を生み出す。この興奮はまだ少し続くだろう」と述べた。 一方で米株式相場の過熱に対する警戒感もある。バンク・オブ・アメリカ(BofA)のマイケル・ハートネット氏は、 最高値を更新した米国株の急速な上昇は、幾つかの売りシグナルを誘発しかけていると指摘。同氏がまとめたリポートによれば、BofAが算出する強気・弱気シグナルは7日までの1週間に6.
ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)は1バレル=76ドル近辺で終えた。イスラエルのネタニヤフ首相は休戦の可能性を否定し、100万人余りが避難しているガザ地区南部への軍事侵攻を予告した。軍事的なエスカレーションは、世界の原油産出の約3分の1を占めるこの地域の原油の流れに新たなリスクをもたらした。
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