【 番記者の視点 】G大阪、不運だけで片付けられない痛恨ドロー わずかな緩み“魔の時間帯” サッカー soccer football
2点目が奪えなかった理由については「決定力が足りなかった」というポヤトス監督の言葉がすべてだろう。しかし気になったのは、先取点の後に、宇佐美が「少し自分たちの勢いがぼやけてしまった」と語った時間帯だ。前半13分に左サイドからFWアラーノのラストパスを、MF宇佐美が決めて先制。今季初めて前半15分までにリードを奪い、その後もFWジェバリらがチャンスを迎えた。しかしそんな中で追加点を奪えず、流れが横浜FCに傾くのはセオリー通りだった。
失点は、小さなほころびがきっかけだった。パスミスやプレスのミスから、横浜FCにシュートチャンスを与え、風向きが変化しつつあった前半終了間際の43分。中盤での守備があっさりとかわされ、バイタルエリアまで簡単に運ばれて与えたCKから失点。指揮官は「自分たちがリラックスした瞬間があったんじゃないか、と思っています」と表現した。先取点を奪い、その後も優勢にすすめる中でわずかな緩みから“魔の時間帯”が生まれ、手痛いつけを払うことになった。 ほんの少しの運に恵まれなかった、と片付けるのは簡単だ。しかし最下位相手に、勝ちきれなかったという事実は重い。ポヤトス監督は「内容はいい試合ができているので、今やっているサッカーを信じながら、前に歩み続け行かないといけない」と、下を向くことはなかった。ここからは鹿島、C大阪、名古屋、浦和、横浜Mと難敵相手が続く。「今やっているサッカー」げの信頼が揺らぐ前に、勝ち点3を積み上げていかなければ、苦しいシーズンが続くことになる。
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