21日の欧州株は下落、3週間ぶりの安値に沈んだ。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長がインフレ抑制のため政策当局者らは金利が上昇する必要があるとみていると発言したことに反応した。英国のインフレ率が予想を上回ったこともセンチメントの重しとなった。
ストックス欧州600指数は0.5%安。これで3日続落となった。鉱業、テクノロジー、不動産関連銘柄が特に売られた。エネルギー、銀行株は上昇した。
欧州債市場では中央銀行の利上げ観測が材料視された。5月の英消費者物価指数(CPI)は変動の激しい食料品やエネルギーを除くコア、総合とも市場予想を上回る伸びとなり、英国債の利回り曲線はベアフラット化した。 短期金融市場ではイングランド銀行(英中央銀行)のピーク金利見通しが一時16ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し、来年2月に6.02%となった。22日発表の金融政策判断では34bpの利上げが織り込まれている。6月と8月の合計利上げ幅の見通しは75bp。独国債10年物
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