巨人が3位・DeNAとの乱打戦を制し、3ゲーム差に迫って自力でのCS進出の可能性を残した。岡本和が5回に3戦連発の37号ソロを放てば、丸も8回の同点打を含む4安打3打点と爆発した。
崖っぷちのチームを救ったのは34歳のベテランだった。丸佳浩外野手(34)が右前に打球をはじき返すと、ベンチもスタンドも大きく沸いた。1点を追う8回2死二塁、エスコバーの156キロを捉え、同点の右前適時打を放った。負けか引き分けで自力CS進出の可能性が消滅する中、「打てば展開が変わる中でランナーをかえせて良かった」と食らいついた。
チームを救いたい一心でバットを振った。2試合連続でスタメン出場。2点リードの2回2死に浜口の初球、138キロの直球を右翼席に運び、8月26日・阪神戦(東京D)以来となる出場6試合ぶりの15号ソロを放った。「ツーアウトだったので、強い打球を心がけていきました。ホームランになって良かったです」。さらに3点を追う4回2死二塁では2番手・宮城から右前適時打、6回にも山崎から左前安打を放ち、5月16日・ヤクルト戦(静岡)以来、今季2度目の4安打固め打ち。「その時その時の役割を全うできた」とクールに語った。原監督も「大きいですね」とうなずいた。 34歳の今も熱い気持ちは変わらない。左膝の蜂窩織(ほうかしき)炎から8月16日に1軍復帰し、少しずつ状態を上げてきた。現在、7試合連続出塁中。8月は「やっぱり気になる」と時間を見つけては夏の甲子園をテレビ観戦し「僕らの時よりすごいレベルが高い」と球児たちの熱い戦いに思いをはせる。「3連戦に入ってから投手陣が苦しそうだった。野手がなんとかしていかないといけない試合だった。今日は助けることができた」。高校球児に負けない、仲間と勝利への熱い気持ちを持ち続けている。
「本来だったら勝ち越さないといけないカードですけど、なんとかみんなで踏みとどまれた。まだ1チャンス、2チャンスあると思っているのでまた切り替えてやれたら」。最後の最後まで諦めずに突き進むだけだ。(水上 智恵)
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