野球少年が減ったと言われます。チーム数の減少が顕著に表していますが、それでも、野球少年はまだまだたくさんいます。日刊スポーツ首都圏版(東京、神奈川、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城、山梨など)では中学硬式野球の特集を月に7回掲載しています。リトルシニア、ヤングリーグ、ポニーリーグのチーム紹介や大会結果を主に掲載していますが、団体もチーム数もたくさんあるので、まだまだたくさんお伝えしたいことがあります。中学硬式野球だけでなく、学童野球もさらにたくさんチームや大会があります。これからわが子に野球をやらせたいという保護者の方には、興味があっても分からないことが多いはず。そんな「野球少年の居場所」で見て、聞いて、感じたことを、書いてみようと思います。超個人的ですが、野球に出会って50年のこのタイミングで
試合開始は午前8時30分。2連覇がかかる関メディベースボール学院ポニー(兵庫)、初優勝を狙うポニー筑後リバーズ(福岡)の選手だけでなく、前日までに敗退したはずの選手が、クーラーボックスに飲み物をたっぷり詰め込んで、スタンドに陣取っていく。1950年秋、米国ペンシルバニア州ワシントンで設立。13、14歳の野球リーグとしてスタートした。「若馬」を意味するPONYと命名されたが、「Protect Our Nation’s Youth(国の青少年を守ろう)」の精神が込められている。
その後、ポニーリーグを母体として組織は拡大され、コルトリーグ(15〜16歳)、ブロンコリーグ(11〜12歳)などが追加加入され、現在は7階級に分かれている。最近は30以上の国と地域に組織が広がり、各地域の大会の勝者が集って、ワールドシリーズが開催されている。選手の健康保護の取り組みとして、投手や捕手の球数制限をいち早く導入、全選手の肩肘健診を義務付けている。また、選手の出場機会を増やすため、先発選手が交代後に再出場できるリエントリー制度など、独自のルールを採用している。前WBC日本代表監督の栗山英樹氏が、小平ポニーズの1期生。元ヤクルトなど石井一久氏(北千葉ポニー)、元巨人高橋由伸氏(千葉ポニー)、同清水隆行氏(江戸川ポニー)らが主なOB。現役選手では阪神梅野隆太郎(那珂川シャークス)、西武今井達也(鹿沼ポニー)、同平良海馬(八重山ポニー)、オリックス宮城大弥(宜野湾ポニー)らがいる。決勝開始が早朝なのは、どの団体(リトルシニア、ヤングリーグは同9時だった)も同じだが、準決勝までに敗退しているチームにも配慮しているのはポニーリーグだけだろう。
元ヤクルト、巨人、阪神で、7年前から日本ポニーベースボール協会理事長を務める広澤克実氏は以前「年間を通してポニーで1番印象深い場面は、決勝をみんなで応援することですね。ラグビーの『ノーサイド』のような精神なんですけど、終われば一緒に野球をやった仲間ですから」と話したことがある。コロナ禍で声を出すことも観戦もできなかった時期のことを考えれば、幸せな環境を取り戻した。筑後側の一塁ベンチ上の最前列で目立っていたのは、3回戦で1点差で筑後に敗れた地元・江東ライオンズの3年生だ。選手層の厚さで関メディ有利と見られていたが、激戦になった。
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