ただ、阪神監督・岡田彰布は試合後「バッティングがよくなれば、守備もよくなる。そういうもんよ」と言った。好守備の後に本塁打を放った佐藤輝明のことだ。逆もまた真… - スポーツニッポン新聞社の公式サイト(www.sponichi.co.jp)。
ただ、阪神監督・岡田彰布は試合後「バッティングがよくなれば、守備もよくなる。そういうもんよ」と言った。好守備の後に本塁打を放った佐藤輝明のことだ。逆もまた真なり、なのだろう。その裏の守り。2死一、三塁のピンチで林琢真の三遊間寄りゴロを好捕した。打者走者は俊足の左打者で前に出るしかない。難しいハーフバウンドになったが、グラブさばきでよく処理した。阪神は2回裏のピンチも好守連発でしのいでいる。1死一、二塁で一、二塁間ゴロを中野拓夢が半身で好捕して二塁送球、見事封殺した。2死一、三塁となり、こんどは二遊間ゴロを木浪聖也が横っ跳び好捕、二塁で刺した。先発・西勇輝はじめチームを救う好守が相次いだのである。バントや盗塁など小技を嫌い、堅い守備陣と一発長打の打撃力を前面に押し立てていた。
阪神も投手力が強力な後ろ盾になっている。西勇は5回で101球を費やしながら無失点でしのいだ。6回以降は勝ちパターンの救援陣4人が無失点、零封リレーを完成させた。岡田は継投について「昨日も投げてないし、明日も試合がない。ほな1回ずついこか、という感じよ」と、いとも簡単なように話した。ウィーバーは野球でもう一つ重要な要素を説いている。原書82年刊行のトマス・ボスウェル『人生はワールド・シリーズ』(東京書籍)にあった。「一人一人は平凡でも一つになるとすごいことができるのさ」。団結の力、岡田もよく使う「みんなで」というチーム一丸である。 =敬称略=
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