日刊スポーツ・プレミアムでは毎週月曜に「氷現者」と題し、フィギュアスケートに関わる人物のルーツや思いに迫っています。シリーズ第27弾では、今季、グランプリ(GP)ファイナルに初進出を果たした住吉りをん(20=オリエンタルバイオ/明治大)が登場しています。昨年11月のGPシリーズ第3戦フランス杯では、国際スケート連盟(ISU)公認大会で日本女子初の4回転トーループを成功。2年連続で表彰台入りを果たし、2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪を見据えて着々と歩みを進めています。全3回でお届けする連載の中編では、好奇心旺盛だった幼少期や、勝つ喜びを知った中1の全日本ノービス選手権、その後に一変した競技人生をたどります。活躍の裏には、揺れ動く心の変化がありました。(敬称略) -...
本来であれば「りおん」となる予定だったところ、5学年上の長女かのんが猛反対。親友と同じ名前だったためで、結局、折衷案として「お」ではなく「を」の文字を授かることとなった。彼女は後に、果敢に4回転ジャンプに挑み続け、くしくもそのフランスで、ISU公認大会で日本女子初の4回転トーループを成功させることになる。この時はまだ、誰も知るよしはなかった。生まれも育ちも東京だが、家の周囲は緑豊かな土地だったこともあり、ホームはもっぱら「柏の宮」や「浜田山」といった公園。幼少期は野原を駆け回り、ボール遊びやお花見に興じる毎日を過ごした。自他共に認める、活発な少女だった。馴染みがあるキャンパスで、ポーズを決め笑顔で写真に納まる住吉りをん(撮影・河田真司)撮影場所:明治大学和泉キャンパス
「その頃、その時期によって、はやりがあるんですよ。鉄棒がはやる時期があれば、ブランコや竹馬がはやる時期もある。いかに早くそれを取るか、みたいな。授業が終わった瞬間に教室を出て、すごい速さで上履きを履き替えたりしてましたね(笑い)」バレエ、水泳、ヒップホップダンス、ピアノ、ピラティスなどなど…。そんな中でも、特別だったのはやはり、フィギュアスケートだった。
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