「Snapdragon 8 Elite」は何が進化したのか PC向けだったCPUコア「Oryon」採用のインパクト(1/2 ページ)

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「Snapdragon 8 Elite」は何が進化したのか PC向けだったCPUコア「Oryon」採用のインパクト(1/2 ページ)
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Qualcommがモバイル向け最新プロセッサ「Snapdragon 8 Elite」を発表した。最大の特徴は、2023年にリリースされたPC向けSoC「Snapdragon X Elite/Plus」で採用された「Oryon(オライオン)」のCPUコアを、モバイル向けとしては初めて採用したこと。Efficiencyコアを廃して、どちらかといえば“高パフォーマンス”寄りの設計が行われている。

米Qualcommは10月21日から23日にかけて米ハワイ州マウイ島で開催された「Snapdragon Summit 24」において、モバイル向けSoC「Snapdragon 8 Elite」を発表した。最大の特徴は、2023年にリリースされたPC向けSoC「Snapdragon X Elite/Plus」で初めて採用された「Oryon(オライオン)」の名称で呼ばれるCPUコアをモバイル向けとしては初めて採用した点で、Adreno GPUやHexagon NPUを含むSoC全体のブラッシュアップで性能が大幅に強化されている。Arm IPから独自設計のCPUコアへ 高効率コアをなくても低消費電力は維持

Kryoの名称こそ付いているものの、これらCPUコアはArmが提供しているIPを利用したもので、PrimeはCortex-X4、PerformanceはCortex-A720、EfficiencyはCortex-A520をそれぞれ採用しており、いわゆるbig.LITTLE的な組み合わせだ。この構成になっている理由としては、アイドル時の動作をなるべく低消費電力で済ませたいという考えがある一方で、ゲームなど特にプロセッサパワーを必要とするアプリの動作時には強力なコアを用いたい考えがあるためだ。 今回のSnapdragon 8 EliteのようなCPUコアの構成は、どちらかといえばPC製品向けといえ、特にマルチスレッド処理での効果が高い点が挙げられる。Snapdragon 8 Gen 3のようにモバイル向けSoCでのCPUで“Primeコアが1つだけ”という構成が選ばれることが多いのは、複数のアプリケーションを同時に動かすことが多いPCに比べ、モバイルではフォアグラウンドで動作するアプリの処理のみが優先されるという違いによる。この設計変更について米Qualcomm製品マネジメント担当シニアディレクターのKarl...

Snapdragon 8ではもともと世代ごとにL3などのキャッシュ容量が大きく増加される傾向があったが、よりプロセッサコアに近い場所に大容量キャッシュを配置することで、前世代の5~12ナノ秒だったレスポンスタイムが5ナノ秒以下にまで縮小された。LPDDR5x自体のアクセス速度も向上しており、結果としてより高速処理が可能になっている。この設計変更についても前述のWhealton氏は「レスポンスタイムの向上が高速動作の上で最も効果が高くなる」と述べている。Snapdragon 8 Elite時代のキャッシュ応答速度

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