米国はカナダとアラスカの上空で3体の侵入物を撃墜した。これらの「高高度物体」は、2023年2月初めにサウスカロライナ沖で撃ち落とされた気球よ…… → 「高高度物体」が気球や飛行機でないなら何? ホワイトハウスの説明は曖昧 #ForbesJAPAN
米国はカナダとアラスカの上空で3体の侵入物を撃墜した。これらの「高高度物体」は、2023年2月初めにサウスカロライナ沖で撃ち落とされた気球よりもずっと小さかった。1つは小型自動車くらいのサイズであると説明されたが、BBCによると、それがどうやって飛べるかに関する説明はなかった。
「それらを『気球(balloon)』には分類しません。理由があって『物体(object)』と呼んでいます」と米国北方軍のグレン・ヴァンヘルク将軍はメディア向け説明会で述べた。別の幹部も謎を深めただけだった。中国の偵察気球であることが明確に特定された侵入の直後にやってきただけに、同じように高高度を同じ方向からゆっくりと移動してききた物体を、同じ種類のものではないと想定することには無理がある。デザインは異なるかもしれないし、無害な気象気球もあったかもしれないが、それらがさらなる「lighter-than-air-craft」(空気より軽い、自力で浮遊する飛行体)でないというのは偶然の域を越えているように思える。レンガでさえも、弾道軌道に乗せて飛ばすことが可能であり、砲弾から弾道ミサイル、衛星にいたるまであらゆる発射物が初期の推進力によって高度を保っている。しかし、地球の大気圏内で飛行を続けるためには揚力が必要だ。気球、飛行船、軽航空機などの空気より軽い飛行体でさえ、温められた空気や低密度ガスによる浮力や、空気より重い飛行機が作った気流によって揚力を得ている。飛行機の場合、翼の下の気流から、
それがすべてだ。大まかにいって、あらゆるものが気球か航空機だ。最もありそうな説明は、あの「物体」が気球であるというものだが、何らかの理由によって、そのように断定することが難しいようだ。何かを小型自動車の大きさであると説明した上で、空中にとどまるための目に見える手段がないといっている場合、そこには飛行機の翼やヘリコプターのローターがないことを暗示している。
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
「高高度物体」が気球や飛行機でないなら何? ホワイトハウスの説明は曖昧 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)米国はカナダとアラスカの上空で3体の侵入物を撃墜した。これらの「高高度物体」は、2023年2月初めにサウスカロライナ沖で撃ち落とされた気球よりもずっと小さかった。1つは小型自動車くらいのサイズであると説明されたが、BBCによると、それがどう...
続きを読む »
米軍戦闘機、ヒューロン湖上空の「謎の物体」への初弾をミス | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)2月12日にヒューロン湖上空の未確認物体を撃ち落とすために出動した米国戦闘機部隊が、1発目のミサイルを外していたことを軍の最高幹部が説明した。過去数日間に撃墜された3つの謎の物体の詳細が、徐々に漏れ出す中の出来事だった。米国総合参謀本部議長...
続きを読む »
新型コロナ感染後に糖尿病発症リスクが急増、ワクチンで一定の予防効果 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)医学ジャーナル『JAMA Network Open』に2月14日掲載された研究によると、新型コロナウイルス感染は糖尿病の発症リスクを高める。この研究は、世界が新型コロナとの長期的な共存に着実に適応する中で、既存の研究を裏づけ、新型コロナウイ...
続きを読む »
ロールス・ロイスのEVが最終テスト段階へ、職人の勘と経験が活きるメーカーの意気込み | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)超高級車の代名詞であるロールス・ロイスが今年後半に発売を予定している完全電気自動車のクーペ「スペクター」のテスト走行距離がまもなく200万キ…… → ロールス・ロイスのEVが最終テスト段階へ、職人の勘と経験が活きるメーカーの意気込み #ForbesJAPAN
続きを読む »
米ギャンブル収益が年間8兆円突破、スポーツ賭博が急拡大 | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)カジノやスポーツ賭博を含む米国の商業ゲーミング業界の総収益は2022年、史上初めて600億ドル(約8兆円)の大台を突破したしたことが、米国ゲーミング協会(AGA)の新たなレポートで明らかになった。背景には、ここ数年で急拡大したスポーツベッテ...
続きを読む »