経営破綻した衣料会社レナウンから「ダーバン」「アクアスキュータム」のブランドを引き継いだオッジ・インターナショナルが2日、11月に社名を「レナウン」に変更すると発表した。変更後の正確な社名は「レナウン株式会社」。
経営破綻した衣料会社レナウンから「ダーバン」「アクアスキュータム」のブランドを引き継いだオッジ・インターナショナル(大阪市)が2日、11月に社名を「レナウン」に変更すると発表した。変更後の正確な社名は「レナウン株式会社」で、経営破綻した「株式会社レナウン」とは法人格である“株式会社”の位置の前後を入れ替えただけだ。社名の前に株式会社を入れる「前株」と後ろに入れる「後株」ではまったくの別会社となるが、果たして前株と後株の違いで何が変わるのか。オッジ・インターナショナルは、レナウンから引き継いだ2ブランドが売り上げの約4割を占める主力事業に成長していることから今回、認知度向上を図る狙いもあり「レナウン」を冠した社名に変更を決めたという。その際、社名にあった前株を後株に入れ替えた理由については、「経営破綻したレナウンとまったくの別会社として認知してもらうため、また、その債権者などに混乱を与えないため」(担当者)と説明している。
会社法では、会社名のどこかに株式会社といった法人格を入れることを義務付けているが、その位置については決めていない。一般的な「前株」「後株」に加え、「〇〇株式会社〇〇」のような「中株」も法律上は認められている。過去には「データプロセッシング株式会社ランドスケイプ」といったインパクトのある中株会社の存在が知られていた。
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