マーケティングの基礎学習を重ねても、「なぜか実践で使えない」という事態に陥ることはよくある。その理由は「リアリティーの不足」にある。リアリティーを磨くために日常でできる習慣を紹介する。
ここまで学んできたインプット、アウトプット、実戦法は、それぞれ意識して「そのための時間」を確保する必要があります。一方、1日は24時間しかありません。時間は有限です。仕事や自己啓発に割ける時間には限りがあるため、「もっと学びたい」「もっと力を付けたい」と思っても、必ず「時間が足りない」という障壁が立ちはだかります。
そこで今回は、インプット、アウトプット、実戦のための時間を確保しなくても学習効果を爆上げできる「生活習慣術」について解説します。徹底して取り組めば、普通電車が特急電車や新幹線に変形するインパクトを生むと確信しています。ぜひ取り組んでみてください。「書籍やセミナーで有名なフレームを学んでいるのに、イマイチ実戦で使いこなせない……」と悩む方がたくさんいます。なぜ実戦でうまく使えないのか。それは、リアリティーが低いからです。 マーケティングの目的は「お客さまに買っていただくこと」です。お客さまに買っていただくために、買っていただけていない理由を明らかにし、その課題を解決する手を打つ。さまざまな概念やフレーム、新しい施策や手法は、全てこの目的を達成するための手段でしかありません。にもかかわらず、フレームを学ぶと、「フレームを使うこと」が目的化してしまい、なんでもかんでもフレームに当てはめて考えようとしてしまう。
2000年代中頃、AISASという新しい購買プロセスモデルが世を席巻しました。そのとき、多くのマーケターは「そうか! AIDMAはもう古いんだな。これからはAISASだ!」と飛びつき、そのフレーム通りに考えてしまう。しかしここで一拍置き「自分の生活に当てはめて検証してみよう」と考えるのです。
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