MISIA「星空のライヴXⅢ GRAND HORIZON」岩手公演レポート:圧巻のステージ、音楽と光の行進

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MISIA「星空のライヴXⅢ GRAND HORIZON」岩手公演レポート:圧巻のステージ、音楽と光の行進
MISIA星空のライヴライブレポート

MISIAの最新ツアー「STARTS presents MISIA 星空のライヴXⅢ GRAND HORIZON」が岩手県盛岡市で開催。音楽、パフォーマンス、衣装が融合した圧巻のステージをレポート。新曲披露や東日本大震災復興への想いを込めた歌唱も。

本編の最後だった。 MISIA が満員のオーディエンスに向かって放った言葉が深く印象に残った。 「ここからみんなで光の行進を始めましょう!」 1月24日(土)、25日(日)の2日間にわたって岩手県の盛岡タカヤアリーナでスタートした MISIA の最新ツアー「STARTS presents MISIA 星空のライヴ XⅢ GRAND HORIZON」は圧巻だった。2001年から生音によるアンサンブルにこだわり抜いてきた“ 星空のライヴ ”シリーズは回数を重ねるごとに進化し、今回は音楽を中心にパフォーマー、ダンサーや衣装といった要素もドラマティックに展開され、ステージそのものがひとつのカルチャーとして成り立っている――そんな MISIA の音楽の総合力を味わえるツアーとなっている。もちろん、真ん中にあるのは音楽だ。ドラム、パーカッション、ギター、ベース、キーボード、そして盟友である黒田卓也(Tp)を中心としたホーン隊が3名、コーラス2名、さらにストリングスが14名、総勢24名という豪華にして隙のない磐石の編成だ。オープニングはストリングスが奏でるゆったりした調べにバンドが音を重ねていく。徐々に姿を現した「明日晴れるといいな」のメロディーは、まるで地平線に現れた一筋の光だ。そのメロディーと呼応するように会場は無数の光に溢れている。このライヴのために用意されたキャンドル型のペンライトを手にしたオーディエンスも演出の重要な一部を担っている。盛り上がるサウンドにコーラスが彩りを添えると、ステージの真ん中に MISIA が太陽のようにリフトアップして登場した。2曲目の「SUNNY DAY」以降は大きくメドレーを主体とした構成になっている。ただ、メドレーと言ってもたとえば1コーラスでつないでいくようなものではなく、しっかり1曲を歌い切った上で、バンドやHIP HOPダンサー(3名)、バレエダンサー(12名)との有機的なアンサンブルでひとつのストーリーを紡いでいく。メドレーとメドレーの合間やセットリストの要所には、黒田を中心としたジャズセッションがスリリングに展開されたり、ピアノの旋律に合わせてバレエダンサーが美しいパフォーマンスを披露したり、それが次の物語のプロローグとして機能している点もショーとしての完成度の高さをうかがわせるものだった。その音楽の物語に合わせて、 MISIA の衣装も変化していく。ふわふわとしたファーが印象的な真っ白い衣装からラメ入りの黒のタキシードへといった具合に音楽とファッションとの融合が緻密に成されている。今回の衣装も、昨年の「THE TOUR OF MISIA 2025 LOVE NEVER DIES」から引き続き、世界的ファッションデザイナー・二宮啓が手がける「noir kei ninomiya」のパリで発表されたコレクションの中から二宮氏自らがセレクトしたショーピースを着用。また、その独自のスタイルで国内外から高い評価を受けるデザイナー・宮下貴裕(NUMBER INE By Takahiro Miyashita)がこのツアーのために制作した衣装も登場する。黒と赤の薔薇に包まれたような衣装に変えて登場し、披露したのが2月15日(日)にリリースされるデジタルシングル「夜を渡る鳥」だ。リリースと同日からWOWOW・Leminoで放映される連続ドラマ「北方謙三水滸伝」の主題歌として書き下ろされたこの楽曲は、このツアーで初めて生で披露された。加藤登紀子作曲、及川眠子作詞、鷲巣詩郎編曲による楽曲はどこまでも深く人間を見つめる視線に貫かれている。闇を切り裂くような MISIA の歌声が鮮烈に響いた。 「ここから8会場16公演、全国をまわって行くんですけど、この東北から『 MISIA 星空のライヴ XⅢ GRAND HORIZON』がスタートできたのは、まるで東の空から太陽が昇って光が広がっていくような感じがして、すごくうれしいことだと感じています。そしてこの東北の地で何を歌いたいかなと思ったら、やっぱりこの歌を歌いたいと思いました」そう言って披露したのは「明日へ」。2011年の東日本大震災発生直後に制作し配信された楽曲として MISIA がずっと大切に歌ってきた楽曲だ。その歌が今、震災から15年という節目に東北で響く、その響き方には特別なものがあった。それは、盛岡のオーディエンスが贈った拍手と歓声、自然に湧き起こる「ありがとう」の言葉が何よりも物語っていた。 本編後半は9曲に及ぶ怒涛のメドレー。〈♪なんか初日で なんか地平線が見えてきて なんか越えちゃいそうーーー! だから あなたの 愛を もっともっと もっともっと もっともっと もっともっと〉とアドリブの歌でオーディエンスを最高に盛り上げた「Higher Love」、そこから「あなたにスマイル:)」へとつなげる。さらに本編ラストは、このツアーのために書き下ろしたという新曲「太陽のパレード」をサプライズでパフォーマンスした。アンコールの「Everything」「アイノカタチ」まで、じつに全26曲をほぼぶっ通しで歌い続けた圧巻のライヴは、ここから始まったばかり。東北から“光の行進”が日本中につながって、やがて大きな希望が描かれる――そんな未来が見えるライヴだった。1月31日(土)2月1日(日)大阪・大阪城ホール3月14日(土)15日(日)神奈川・横浜アリーナ.

本編の最後だった。MISIAが満員のオーディエンスに向かって放った言葉が深く印象に残った。 「ここからみんなで光の行進を始めましょう!」 1月24日(土)、25日(日)の2日間にわたって岩手県の盛岡タカヤアリーナでスタートしたMISIAの最新ツアー「STARTS presents MISIA 星空のライヴXⅢ GRAND HORIZON」は圧巻だった。2001年から生音によるアンサンブルにこだわり抜いてきた“星空のライヴ”シリーズは回数を重ねるごとに進化し、今回は音楽を中心にパフォーマー、ダンサーや衣装といった要素もドラマティックに展開され、ステージそのものがひとつのカルチャーとして成り立っている――そんなMISIAの音楽の総合力を味わえるツアーとなっている。もちろん、真ん中にあるのは音楽だ。ドラム、パーカッション、ギター、ベース、キーボード、そして盟友である黒田卓也(Tp)を中心としたホーン隊が3名、コーラス2名、さらにストリングスが14名、総勢24名という豪華にして隙のない磐石の編成だ。オープニングはストリングスが奏でるゆったりした調べにバンドが音を重ねていく。徐々に姿を現した「明日晴れるといいな」のメロディーは、まるで地平線に現れた一筋の光だ。そのメロディーと呼応するように会場は無数の光に溢れている。このライヴのために用意されたキャンドル型のペンライトを手にしたオーディエンスも演出の重要な一部を担っている。盛り上がるサウンドにコーラスが彩りを添えると、ステージの真ん中にMISIAが太陽のようにリフトアップして登場した。2曲目の「SUNNY DAY」以降は大きくメドレーを主体とした構成になっている。ただ、メドレーと言ってもたとえば1コーラスでつないでいくようなものではなく、しっかり1曲を歌い切った上で、バンドやHIP HOPダンサー(3名)、バレエダンサー(12名)との有機的なアンサンブルでひとつのストーリーを紡いでいく。メドレーとメドレーの合間やセットリストの要所には、黒田を中心としたジャズセッションがスリリングに展開されたり、ピアノの旋律に合わせてバレエダンサーが美しいパフォーマンスを披露したり、それが次の物語のプロローグとして機能している点もショーとしての完成度の高さをうかがわせるものだった。その音楽の物語に合わせて、MISIAの衣装も変化していく。ふわふわとしたファーが印象的な真っ白い衣装からラメ入りの黒のタキシードへといった具合に音楽とファッションとの融合が緻密に成されている。今回の衣装も、昨年の「THE TOUR OF MISIA 2025 LOVE NEVER DIES」から引き続き、世界的ファッションデザイナー・二宮啓が手がける「noir kei ninomiya」のパリで発表されたコレクションの中から二宮氏自らがセレクトしたショーピースを着用。また、その独自のスタイルで国内外から高い評価を受けるデザイナー・宮下貴裕(NUMBER INE By Takahiro Miyashita)がこのツアーのために制作した衣装も登場する。黒と赤の薔薇に包まれたような衣装に変えて登場し、披露したのが2月15日(日)にリリースされるデジタルシングル「夜を渡る鳥」だ。リリースと同日からWOWOW・Leminoで放映される連続ドラマ「北方謙三水滸伝」の主題歌として書き下ろされたこの楽曲は、このツアーで初めて生で披露された。加藤登紀子作曲、及川眠子作詞、鷲巣詩郎編曲による楽曲はどこまでも深く人間を見つめる視線に貫かれている。闇を切り裂くようなMISIAの歌声が鮮烈に響いた。 「ここから8会場16公演、全国をまわって行くんですけど、この東北から『MISIA 星空のライヴXⅢ GRAND HORIZON』がスタートできたのは、まるで東の空から太陽が昇って光が広がっていくような感じがして、すごくうれしいことだと感じています。そしてこの東北の地で何を歌いたいかなと思ったら、やっぱりこの歌を歌いたいと思いました」そう言って披露したのは「明日へ」。2011年の東日本大震災発生直後に制作し配信された楽曲としてMISIAがずっと大切に歌ってきた楽曲だ。その歌が今、震災から15年という節目に東北で響く、その響き方には特別なものがあった。それは、盛岡のオーディエンスが贈った拍手と歓声、自然に湧き起こる「ありがとう」の言葉が何よりも物語っていた。 本編後半は9曲に及ぶ怒涛のメドレー。〈♪なんか初日で なんか地平線が見えてきて なんか越えちゃいそうーーー! だから あなたの 愛を もっともっと もっともっと もっともっと もっともっと〉とアドリブの歌でオーディエンスを最高に盛り上げた「Higher Love」、そこから「あなたにスマイル:)」へとつなげる。さらに本編ラストは、このツアーのために書き下ろしたという新曲「太陽のパレード」をサプライズでパフォーマンスした。アンコールの「Everything」「アイノカタチ」まで、じつに全26曲をほぼぶっ通しで歌い続けた圧巻のライヴは、ここから始まったばかり。東北から“光の行進”が日本中につながって、やがて大きな希望が描かれる――そんな未来が見えるライヴだった。1月31日(土)2月1日(日)大阪・大阪城ホール3月14日(土)15日(日)神奈川・横浜アリーナ

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