ロータスが「エレクトリックGT」と謳う新型エメヤを2025年1月に試乗。性能と装備は、最新のデジタル技術を駆使して、新しい時代の超高性能サルーンを実現している。
新しい時代の超高性能サルーン、 ロータス が「 エレクトリックGT 」と謳う新型 エメヤ を、2025年1月に試乗した。性能も装備も、デジタライゼーションをフルに使っていて、新しい時代の超高性能サルーンともいえる出来映えだ。\「ドライバーのためにデザインされた」と、謳う新型 エメヤ 。24年8月に日本市場に導入され、新感覚のフル4シーターの魅力を味わえるようになっている。 3069mmの“超”がつきそうなロングホイールベースをもつシャシーで、全輪駆動といっても、物理的なプロペラシャフトや変速機をもたないため、室内空間はかなり広い。驚くような装備も搭載し、 リムジン としても十分使える。\私が乗ったのは、 ハイパフォーマンス モデルの「R」。下には、ベースグレードと「S」が設定されている。
3モデルとも102kWhの駆動用バッテリーは共用だけれど、エメヤとエメヤSが450kWの最高出力と710Nmの最大トルクをもつのに対して、エメヤRは675kWと975Nmという、とてつもないパワーを有する。\ドライブしたのは、仙台周辺。発着点となったのは2025年1月25日、若林区六丁の目西町にオープンした「ロータス仙台」だ。さまざまな自動車販売店が並ぶ卸町大通沿いに位置する。ブラックをベースカラーに、イエローの挿し色を使ったファサードが目をひく店舗だ。\同店の駐車場には、美しい車体色のエメヤや、バッテリー駆動のSUVである「エレトレ」が並べられていた。最新ロータス車の“未来的”ともいえるたたずまいでもって、そこだけ異次元の世界のようだった。 試乗車のエメヤRは、「ファイアグロウ・オレンジ」なる車体色。バーミリオンのベース色に、ラメのような細かなフレークが混ぜてあり、太陽光の下では、たとえば車体のショルダー部分などがキラキラと黄金色にきらめく。全長が5139mmあるだけに、路上ではかなり目をひく。\異次元感は、室内にもたっぷりと盛り込まれている。言い方を変えると、あえて変わったふうに仕立てたのでなく、最新のデジタル技術を活用して、自分たちの理想を追求した結果だろう。\ 計器盤を目立たなくしたダッシュボードの造型感覚、大きな有機ELのモニター、しかもアウトサイドミラーはデジタルカメラを使う。後方の画像は左右ドアに埋め込まれたモニター画面で確認する。\ 試乗車は、後席が完全に独立した「エグゼクティブパック」なる4人乗り仕様。左右席をセンターコンソールが隔てていて、後席ではそこに各種操作が使えるモニターが設置されている。モニター画面から助手席をスライドさせることも可能。助手席側後席のレッグスペースを広くしたいときに使う装備だ。\ 加えて、これはすごい! と、感心したのが、ドアの開閉機構。前席のモニターで、すべての席のドアの開閉がコントロールできる点だ。\ エグゼクティブパックをリムジン機能の充実と解釈すれば、乗客をもてなす機能は他にも備わる。ひとつが、英国のスピーカーブランド「KEF」の3Dオーディオ。ドアにツイーターとミドレンジを同軸にした特徴的なスピーカーが埋め込まれている。これは音を均一に拡散させるのに有効なのだそう。\ もうひとつのユニークなもてなしは、天井にある。「インテリジェントグラスルーフ」(オプション)は、通電によって特殊なガラスを透明/不透明と、切り替えられる機能をもっているのだ。 透明と不透明を選べる部分がいくつもに分割されているのもインテリジェントグラスルーフの特徴。後席にいたら、自然と目がいく前席の上は透明にして、自分の頭上は不透明にして……と、好みの調光が可能だ。\ エメヤRで、困ることがあるとしたら、猛烈なパワーの制御を学ぶ必要がある点だ。ドライブモードで「トラック」(サーキット)があるほどだ。975Nmの大トルクをもつこのクルマを、エグゼクティブカーとしてスムーズに走らせるためには、アクセルペダルとブレーキペダルをコントロールする右足の訓練が多少は必要かもしれない。\アクセルペダルをちょっと踏み込んだだけで、かなりの加速力が得られる。制限速度内の加速でも、高速道路では周囲のクルマがあっという間に、リヤビューミラー内の小さな点になるほど後ろにいってしまうほどだ。\ ブレーキングも強力だ。軽い踏力で、2.5tを超えるエミヤRの車体をおもしろいように制御できる。加減速に加え、試乗車は、「ダイナミックハンドリングパック」(オプション)装備。 「ロータスインテリジェントアンチロールコントロール」と「アクティブリアホイールステアリング」からなるこのパッケージは、良い仕事をする。人工スウェード巻きの小径ステアリングホイールの操舵に合わせて、小さなカーブだろうと、痛快な走りを味わわせてくれる。\ 22インチ径のホイールに組み合わされたのは、フロント265/35R22、リヤ305/30R22サイズのミシュラン・パイロットスポーツEVタイヤ。意外なほど路面の“あたり”はソフトで、多少硬めのセッティングのサスペンションだけれど、不快さは皆無だ。\ さらにエメヤは、ふたつのNVIDIA「DRIVE Orin」システムを使う34個のサラウンドセンサー搭載。路面のセンシングのために4つのLiDAR、18のレーダー、7つの8mp(800万画素)カメラ、5つの2mp(200万画素)カメラをそなえている。\ 車内では15.1インチのモニターで、テスラ車のように、周囲の車両がイメージ化されてリアルタイムで表示される。車外カメラには、広角にしすぎると距離感があいまいになるという特徴があるため、エメヤでも死角ができる。そこでモニターを頼りたくなるけれど、以前、テスラを運転した時「モニター画面を前提に運転をしないで」と、忠告されたのを思い出した。\ エメヤは、ドライビングのための技術と、テスラ以上のデジタル技術を山ほど盛り込んでいる。それでいて、スポーツカーで鳴らしたロータスのブランド性を意識して、走りのクオリティは高い。それがテスラと違う点なのだ。
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