2023年11月2日22時、「Ryzen 7000シリーズモバイルプロセッサー」の新モデルとして「Ryzen 5 7545U」を発表した。
ただEPYCのZen 4cではZen 4よりもL3キャッシュの容量が減っている(コアあたりのL3が4MBから2MBへ半減)のに対し、Ryzen 7040UシリーズのZen 4cは全く何も変わっていない。左がZen 4のコアで、コアとL2キャッシュの最少単位を実装するのに3.84m㎥を必要とするが、Zen 4cで再設計すると同じ内容が2.48m㎥で済む。プロセスルールはどちらもTSMCの5nmだモバイルノート向けの低TDPなRyzenではパッケージ自体を小さくする必要があるため、ダイも小さくなくてはならない。そこにZen 4cを投入することで、将来的にコア数を盛る道筋を付けた、ということだ。性能面ではZen 4+Zen 4cの構成は低いTDP設定でのマルチスレッド性能において、Zen 4のみの構成よりも高いマルチスレッド性能を発揮するとしている。
Zen 4だけのRyzen 5 7540UとZen 4+Zen 4cのRyzen 5 7545Uを「CINEBENCH R23」のマルチスレッドテストで比較すると、TDPが17.5Wでは両者互角で、より上のTDP設定ではZen 4だけの方がスコアーが伸びる。しかし15Wより下になるほど、Zen 4+Zen 4c構成のスコアーが高くなる Ryzen 5 7545Uでは単純にZen 4のコアをPreferred Coreとして運用しているだけだ。クロックを上げて仕事をさせたい処理はZen 4コアに割り当て、そうでないものをZen 4cに割り当てる、という塩梅になる。これまであった仕組みを上手く利用するのがAMD製品の面白いところだ。
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