YouTubeが2024年4月16日に、広告をブロックする機能を持つサードパーティー製のアプリからYouTubeを視聴できなくする措置を講じたことを発表しました。
YouTubeは「サードパーティー製アプリを使用している視聴者は、動画を再生しようとすると、バッファリングの問題が発生したり、『次のコンテンツはこのアプリでは利用できません』というエラーが表示されたりする場合があります」と述べて、広告ブロック機能を有する外部アプリでの視聴の制限を強化したことを発表しました。
YouTubeは、広告を主な収入源にしており、広告を非表示にすることは利用規約違反であるとの立場を明確に取っています。これまでは、広告ブロッカーを導入したブラウザでYouTubeを視聴するユーザーが主な対象でしたが、今回の措置により広告ブロック機能を持つサードパーティー製のアプリにも規制が拡大されました。 広告ブロッカーを搭載したサードパーティー製アプリとしては「Vanced」が有名でしたが、2022年に開発が中止されており、その背景にはYouTubeとの法的な衝突を回避する必要性があったのではないかと報じられたことがあります。 YouTubeは「当社は、サードパーティのアプリが当社のAPIサービス利用規約に従う場合にのみ、当社のAPIの使用を許可します。これらの規約に違反するアプリを見つけた場合、当社のプラットフォーム、作成者、閲覧者を保護するために適切な措置を講じます」と述べて、広告を非表示にするユーザーだけでなく、そのような機能を提供するアプリ開発者も規約違反との見方を改めて示しました。
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