Wi-Fi 7 の 実効速度 を 設置環境 によって 検証。メタルラック、クローゼット、床 の 間違い と 速度 の 差 を 調べる。
Wi-Fiの通信速度は規格により異なるため、過去の規格の製品と速度を比べても、それが何による違いか示すことは難しい。とはいえ、 電波強度 などではかえって分かりにくいため、今回はWi-Fi 7だけを使い、 設置環境 による 実効速度 の違いを見てみることにした。まずは、基準となる速度を計測する。高さ170cm前後のメタルラックの上にWi-Fiルーターを設置し、横方向のA地点は間にクローゼット(壁1枚と扉)を挟む環境、縦方向のB地点は床を1枚隔てた環境だが、角度によっては下階の壁も障壁になる構成となる。
まずは、項目を説明しておく。結果の上段3項目「電波強度」「受信」「送信」は、Windowsのnetshコマンドで取得した値で、電波強度がWindowsのWi-Fiアンテナアイコンの数を示すときにも使われるパーセントで表した電波状態で、「受信」と「送信」はアクセスポイントとWi-Fiモジュールの間で選択されたリンク速度となる(電波状態に合わせて利用する変調方式や帯域幅などが自動的に選択された理論上の最大速度)。あらためて結果を確認すると、A地点は1.2Gbps前後でリンクし、実行速度も800~900Mbpsを実現できている。同一室内だと2882Mbpsでリンクして1.
結果は上図のようになった。まずA地点だが、この結果は思ったより悪くない。PCよりも位置が下がっているうえ、経路上に書類が詰まった段ボールがあって邪魔をしているのにもかかわらず、電波状況は54%あり、リンク速度も900Mbps近くとなっている。実効速度も500~600Mbpsなので、実用上は問題ない。結果は、隠しても隠さなくても速度にほとんど影響しなかった。結果の値は、若干の誤差はあるもののテスト1とほとんど変わらなかった。木製や樹脂製だと結果が変わる可能性はあるが、素材に空間が多い段ボールだと、二重にしたくらいでは影響はなさそうだ。 ただし、避けるべきとされている置き場所に関しては、状況次第と言える。近くにある金属の状態は大きく影響するが、それ以外は、最新のWi-Fiルーターでは実用を妨げるほど遅くなるわけではない。もちろん、速度は低下するが、最低でも200Mbps近くで通信できるので、ウェブや動画の視聴などでは問題ないレベルだ。
むしろ重要なのは安全性や安定性を損なうような設置場所だろう。放熱ができなくなるような設置方法は、電波状況とは関係なく、避けるべきと言える。現状は、この安全性と電波状況の話が一緒になってしまっているので、ある程度、切り分けて考える必要がありそうだ。
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