【NQNニューヨーク=矢内純一】22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所（NYMEX）で原油先物相場は下落した。WTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）でこの日から期近となった7月物は前日比1.09ドル（1.4%）安の1バレル77.57ドルで取引を終えた。原油在庫の増加や米連邦準備理事会（FRB）が利下げに慎重との見方が原油相場の重荷となった。FRBは22日、4月30日〜5月1日
【NQNニューヨーク=矢内純一】22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所（NYMEX）で原油先物相場は下落した。WTI（ウエスト・テキサス・インターミディエート）でこの日から期近となった7月物は前日比1.09ドル（1.4%）安の1バレル77.57ドルで取引を終えた。原油在庫の増加や米連邦準備理事会（FRB）が利下げに慎重との見方が原油相場の重荷となった。
FRBは22日、4月30日〜5月1日開催の米連邦公開市場委員会（FOMC）の議事要旨を公表した。参加者が最近のデータは、物価目標2%に向かう確信を高める内容でなく、インフレ鈍化にはこれまでの想定よりも時間がかかる可能性が高いことを示したとみていたことが明らかとなった。FRBが年後半に利下げし、米景気を支えるとの観測が後退したのは、原油先物の売りにつながった。 米エネルギー情報局（EIA）が22日発表した週間の米石油在庫統計で、原油の在庫が市場予想に反して、増加した。一方、ガソリン在庫は減少した。夏場のドライブシーズンに向け、需要には底堅さがあるとの見方があった。 ニューヨーク金先物相場は続落した。ニューヨーク商品取引所（COMEX）で取引の中心である6月物は前日比33.0ドル（1.4%）安の1トロイオンス2392.9ドルで取引を終えた。ドルが主要通貨に対して上昇し、ドルの代替投資先である金の先物には売りが出た。
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