NEC、疑似量子アニーリング活用の配送計画立案システムを本格導入 ―NECフィールディングの保守部品配送業務に適用
NECとNECフィールディングは2022年9月9日、NECが量子コンピューティング技術を活用して開発した保守部品の配送計画立案システムを、NECフィールディングにおいて本格導入すると発表した。NECとして、本番環境でシミュレーテッドアニーリング(疑似量子アニーリング)を利用するのは初めてとなる。を活用。NECフィールディングがICT機器などの保守、修理を行う際に、CE(カスタマエンジニア)の出動計画に沿った保守部品の配送計画を立案する。
東京パーツセンターは都内南部に約6000平方メートルの倉庫を構え、およそ15万点の保守部品を保有している。30台の軽車両と8台のバイクを使い、24時間365日体制で1日あたり数百カ所に部品を配送している。ただし、緊急対応や定期保守、顧客からの時間指定への対応など、出動計画に影響を与えるさまざまな事象が日々発生する。また配送効率を最適化するためには、配送先エリア、部品の種類、サイズの違い、配送手段(軽車両かバイクか)といった複雑な選択肢を組み合わせる必要があり、効率的な配送計画を立案できる人材はベテラン作業者に限られていた。ちなみに、その組み合わせ数は「10の753乗」にも達するという。 「ロジスティクスのサービスレベルを維持する上では、ドライバー不足や燃料の高騰によるコスト悪化、属人化と後継者育成などの課題を解決する必要がある。量子コンピューティングは、これらの課題解決にもつながると期待している。また、どの倉庫に、どの部品を、どれぐらい在庫しておけば、欠品や過剰在庫にならず、在庫の最適化ができるかといったことにも応用できるかもしれない」(山崎氏)
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