JFEホールディングスが6日発表した2023年4〜9月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比11%減の1100億円だった。前年同期にあった棚卸資産評価差益がなくなったことで減益となったが、値上げやコスト削減効果で、従来予想を250億円上回った。売上高にあたる売上収益は微増の2兆5765億円、事業利益は13%減の1643億円だった。主力の鉄鋼事業は粗鋼生産量が1216万トンと従来想定と
が6日発表した2023年4〜9月期連結決算(国際会計基準)は、純利益が前年同期比11%減の1100億円だった。前年同期にあった棚卸資産評価差益がなくなったことで減益となったが、値上げやコスト削減効果で、従来予想を250億円上回った。
売上高にあたる売上収益は微増の2兆5765億円、事業利益は13%減の1643億円だった。主力の鉄鋼事業は粗鋼生産量が1216万トンと従来想定と比べ約14万トン減った。中国の国内需要が低迷する中、中国勢の過剰生産が続き、海外輸出向けを中心に数量を減らした。 鉄鋼事業のセグメント利益は17%減の1228億円だったが、棚卸資産評価差損益の影響を除いて算出すると3.8倍だった。値上げによる原材料と鉄鋼製品の価格差(メタルスプレッド)の改善効果が1440億円あり、それぞれ100億円の減益要因になった数量・製品構成や減価償却費の増加影響などを吸収した。 2024年3月期の連結業績予想は売上収益が前期比2%増の5兆3600億円と200億円下方修正したものの、純利益見通しは据え置いた。海外向けの輸出数量減少を見込み、下期の粗鋼生産量で従来予想を70万トン下方修正した。「利益が出ない契約は取らないと決めており、それを見込んで数量を減らしている」(寺畑雅史副社長)という。
採算重視を徹底するものの、下期だけでみると原材料の高騰や数量減などから純利益見通しを250億円下方修正し、上期の上振れ分を打ち消す。中国からの安価な製品の輸出によってアジアでは「(メタルスプレッドは)過去にないほど小さくなっている」(寺畑副社長)と説明する。
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