HAMAMATSU BRUSH初勝利ならず…U15ジュニアウインターカップ スポーツ sports ニュース
ら“銅メダル戦士”が受験勉強の合間で練習を重ねてきたが、同クラブの全国初勝利とはならなかった。女子県代表のＫＡＩＳＥＩＫＡＮクラブは、第４クオーター（Ｑ）で同点に追いつくなど反撃を見せたが、ボンズ茨城（茨城）に４７―５３で惜敗した。
ＨＡＭＡＭＡＴＳＵ ＢＲＵＳＨが全国の舞台で全てを出し切った。チーム２位の１２得点を決めた末永主将は、第４Ｑでは足がつるほどのハードワークで奮闘。「ＤＦからの速い攻めはいつも通りできた」とすがすがしい表情で語った。 銅メダルメンバーが再び集結した。チーム１位の１３得点を決めた尾藤らは、全国３位に輝いた浜松与進中バスケ部に昨夏まで所属していた。中体連の最後の大会が終わると、３年生は高校受験へと“シフトチェンジ”するのが通常の流れだ。それでも「もう一度全国を目指そう」。部員１０人全員がクラブチームへ加入した。 “銅メダル戦士”が小学生時代に所属していた浜松与進ミニバス少年団から選手を見ている安川剛史ヘッドコーチ（４７）は「受験勉強の合間の週１練習で、トップレベルのチームとやり合えたのは自信になった」と拍手。末永は「小学校からずっと一緒にやってきた仲間。また全国を経験できて本当に楽しかった」と笑顔で会場を後にした。（森 智宏）
〇…女子２回戦でＫＡＩＳＥＩＫＡＮクラブはボンズ茨城に４７－５３で敗れた。２８―４０で迎えた第４Ｑ、坪田桜子（浜松開誠館中３年）、佐々木涼渚（浜松入野中３年）が次々と３Ｐシュートを決め、残り１分４１秒で４１―４１の同点に。坪田は「自分の武器でもあるスリーポイントでチームを盛り上げることができた」。終盤に意地を見せたが目標の８強には届かず。チームをまとめてきた鈴木結愛主将（浜松開誠館中３年）は目を真っ赤にしながら「全国で１勝できたのが一番の思い出」と仲間と汗を流した決戦を振り返った。