USB充電ポートはいろいろなところに設けられていて、外出先や旅先で電子デバイスをバッテリー切れから救ってくれる便利なスポットと思われている。…… → FBIも警告、空港やホテルのUSB充電ポートを使ってはいけない理由
USB充電ポートに細工をしてマルウェアに感染させたり、データを盗み取ったりするサイバー攻撃は「ジュースジャッキング」と呼ばれる。何も知らない旅行者がこうしたポートにスマートフォンやノートパソコンを接続すると、デバイスにマルウェアがアップロードされてしまう。マルウェアは長期にわたってデバイスに残る可能性があり、その間、ユーザーの各種パスワードやクレジットカード情報、住所、氏名などの個人データが危険にさらされる。
攻撃者はさらに、ユーザーのキーストロークを追跡したり、画面上に広告を表示させたりする可能性もある。また、そのデバイスを、マルウェアに感染させたコンピュータのネットワーク「ボットネット」に加えるおそれもある。VPN(仮想プライベートネットワーク)サービスを手がけるNordVPN(ノードVPN)のサイバーセキュリティアドバイザー、アドリアヌス・ワルメンホーヴェンは、FBIによる注意喚起は適切だと説明する。ジュースジャッキングについてはつい最近まで、実行するにはUSBポートを物理的に改造する必要があるため、実際にはあまり行われそうにないとみる専門家が多かったが、ここへきて事情が変わってきているからだ。
ワルメンホーヴェンによると、ジュースジャッキングのリスクは2つの理由で高まっている。1つ目は、こうした手口によるサイバー攻撃は「投資対効果」が高くなっていることだ。「犯罪者はますます大胆不敵になっています。集めたデータは大きなお金になり、犯罪データ産業全体も大きく成長している。なので、犯罪者にとってジュースジャッキングは経済的によい投資になっているのです」 2つ目の理由は、ジュースジャッキングが以前より実行しやすくなっていることだ。「これをやるための技術は格段に安くなっています。実行に際して頭を悩ませる必要もほとんどないでしょう。(模擬のサイバー攻撃を仕かけて脆弱性をあぶり出す)レッドチーミング向けに
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