9月上旬にドイツ共和国ベルリン市にあるベルリン・メッセにおいて、デジタル家電や白物家電などを中心とした展示会IFA 2022が開催された。
そのIFAに出展していたのが、データ保護のソリューションを提供するAcronisだ。Acronisはこれまでバックアップツール「True Image Home」を提供するバックアップツールを提供するソフトウェア・ベンダーとして知られてきたが、現在ランサムウェア対策などを含めたデータ保護の総合ツールベンダに進化している。そのTrue Image Homeの後継となる「Cyber Protect Home Office」は、最近マイナーアップデートが加えられて最新版へと進化している。データバックアップからTrue Image Homeから統合的なデータ保護をセットにしたCyber Protect Home Officeへと進化Acronisは、PC Watchに読者にとってはTrue Image Homeという名称のバックアップツールを提供してきたソフトウェア・ベンダーという認識をお持ちの方が多いと思う。True Image Homeの特徴はイメージバックアップと呼ばれる、Windows...
同時に、Windows PEというWindows OSのサブセットとそこにインストールできるTrue Imageのアプリケーションによる起動ディスクを作成でき、仮にWindows OSが起動しない環境であっても確実にバックアップからリカバリーすることができることにある。 Acronisは近年ビジネス向けのソリューションも充実させてきており、そうしたTrue Image Homeの技術を元に、エンタープライズのオンプレミスのサーバーやクラウドのバックアップを行なうツールを充実させている。 そして特に重視しているのが、ランサムウェアのようなユーザーのデータを奪い取るマルウェアへの対策だ。日本でも、製造業の大企業がターゲットになって、操業が止まってしまったというニュースを時々見かけるようになった。そうした企業でもバックアップをとっていなかった訳ではなかっただろうが、それでも支障が出たということはバックアップもランサムウェアにやられてしまった可能性が高いということだろう。つまり、今やバックアップとランサムウェア対策というのは切っても切れない関係にあるのだ。
このため、AcronisではそのTrue Image Homeとクラウドストレージ、そしてランサムウェア対策をセットにして「Cyber Protect Home Office」をサブスクリプション形式で提供しており、日本でもボックス型ないしはWebでの契約などの形で提供されている。今回の同社ブースでは、今年のアップデートに合わせて一新された欧米向けのボックスなどが公開された。以前のバージョンではバックアップ機能だけが欲しいユーザーにとっては必要のないセキュリティ機能も強制的にインストールされてしまっていた。しかし、今後はバックアップのみをインストールして、ランサムウェア対策、リアルタイムマルウェア対策はオプションとしてインストールできるようになる。バックアップ機能は必要最低限としてインストールする必要があるが、ランサムウェア対策やマルウェア対策はオプションとしてインストールしない選択肢が用意される前述の通り、Cyber Protect Home Officeはサブスクリプションのプランによるが、1TBないしは512GBのクラウドストレージの利用権がついてくる。従来はCyber...
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